Sweet-pea’s diaryー大人になった先天性心疾患のブログー

大人になった先天性心疾患を持つ私が、あの頃(16~20歳頃)見つけたかったブログを書いています。どなたかの参考になりますように。PC版カテゴリのはじめにからご覧ください♬

過保護と必要保護⑰~まとめ その3~

病気に対する甘えなのか必要な休息や対応なのか

 

"病気に対する甘えなのか必要な休息や対応なのか"

"無理をしない程度に頑張るとは"

 

今でも、悩みます。ついこないだまでは、永遠の課題のように感じていました。

でも、過去を振り返ったり、今の事をブログで書いていく中で、少し新しい考えが見えてきたので、そんな所をまとめとして書いてみようと思います。

 

私達の障害は内部障害といって、目には見えません。

一見、普通の人と同じような見かけです。しかし、やはり中身は少し違います。

だからこその悩みなのかもしれません。

 

私の場合を、少し書かせて下さい。

私は、

心臓の力が少し弱いです。

肺の働きが少し弱いです。

声を出すのが、少しだけ大変です。

飲み込む機能も少し弱いので、飲み物を飲むときに油断をすると凄い勢いでむせこみます。

でも、日常生活は問題なく普通に過ごせます。

 

声や飲み込みの機能以外は生まれつきです。

生まれつきなので、この身体しか知りません。

なんとなく周りの人の感覚と、自分の感覚は違うのかなと感じる事があります。

同じ事をしていても、疲れやすかったり、人よりしっかり休まなきゃその疲れが回復しなかったり。

やりたい事があっても、その心のパワーとかエネルギーみたいなものに、身体がついていかない。そんな感覚があります。

悔しいです。もし、体力があれば。体力さえあれば。と何度も思いました。

体験したことがないから、分かりませんが、もし1週間、1日だけでも、健康な身体で過ごせたら、どんなに動き易いんだろう。と思うこともありました。

 

子供の頃は、疲れたらいくらでも休めますが、大人になるとそうはいきません。仕事や子育てという役割が出てくるから。休みたくても休めない状況や、休むと迷惑がかかりそうでなかなか休まなかったり。そんな状況が出てきます。

 

でも、無理をすれば身体を壊します。

そうすると、余計に周りに迷惑をかけます。

この辺のさじ加減が本当に難しいです。

 

健康な人でも、忙しくてしんどい時や、ちょっと無理をして頑張る時があると思います。周りの人が、少し無理をして頑張っていたりすると、自分だけ休むのは、申し訳ないし、自分への甘えなんじゃないかと、思ったりします。

 

どこまでが、病気に対する甘えで、

どこからが、病気を正当な理由として休んだり、特別扱いしてもらってもいいのか。

どのくらい、自分に優しくしてもいいのか。悩みます。

何度も何度も、試行錯誤をして、少しずつ、自分の体力や、どこまで無理ができるのかとか、これ以上の無理は危険だとか、そのさじ加減を学んでいきます。

確かに、20代の頃よりも、自分の体力やどこまで頑張れるかは、分かってきたように思います。それでも、何度トライアンドエラーを重ねても、その度に悩みます。

 

では、なぜそんなに悩むのでしょうか。

"甘えなのか必要な休息や対応なのか"

これは、他人から、自分がどう見られるのかを、気にしているからかもしれません。

 

あの子は甘えている、使えない、ガッツがない。病気とか関係なく私だって大変なのに。

とか思われたくないのです。

 

出来ることなら、

 

役に立つよね。頑張っているよね。責任感あるよね。

とか役に立つ人間として見られたいのです。

 

他人から、"甘えている"と思われたくないから、常に悩むんだと思います。

結果、良いところを見せようと、無理をし過ぎてしまうのかもしれません。

 

そう気づけた時、

"病気に対する甘えなのかそうでないのか"

考えるのは止めよう。

 

そう思いました。

そうしたら少し楽になりました。

こんなに長い事考えても答えが出なかったのです。

もう、考えるのを止める事にしました。

 

最初に書いたように、私達は周りの人とは少し違う身体です。

周りの人と比べる事にたいした意味はありません。

 

人と比べての自分の評価ではなく、

自分らしさを見つけることが大事です。

 

何か目標や頑張りたい事があったら、

他人と比べて、成長のスピードがどうだとか、

劣っているのか、優れているのかを考えるのではなく、

今の自分とこの先の自分を比べて、1つ1つ成長していけばいい。

周りからなんて思われようが、自分の気持ちや自分の道を信じて、

それに向かって1つ1つ頑張っていけばいい。

途中で休んだって、ゆっくりのスピードだって、いい。

"病気に対する甘えなのか必要な休息や対応なのか"を考えるのを止めよう。

答えは出ないから。

疲れたら休む。

休んでまた、頑張るエネルギーみたいなものを養ったら、前へ進む。

それでいいのだと思います。

 

ただ、まだ自分で自分にブレーキをかけたことがない人。

頑張り続けていてどう休んだらいいのか分からない人。

そんな人はまず、ブレーキをかける練習から始めるのも、いいかもしれません。

 

私は数年前に、頑張り過ぎて体調を崩し、ブレーキをかける事を覚えました。

でも今、やりたい事、頑張りたい事があって、少しブレーキを緩めてみました。

ブレーキをかけることを知った上で、少しずつ緩めてみています。

ブレーキをかける事を知らずに頑張っていた頃とは、少し違う世界が見える気がします。

疲れたら休みます。

周りの目は気にしません。そう努力します。

病気に対する甘えなのか、そうでないのかは考えません。

 

"無理しない程度に頑張ろう"としました。

 

でも、あれっ?

無理をしないようにしたら何もできないかも。と思いました。

毎日の家事と子育てと仕事ですでにそんなに余力はありません笑。

 

だから、最近は、

"楽しければ、やりたければ、少し無理をしてみよう"

と思うようになりました。

 

楽しければ。というのがポイントです。

楽しくない事を、身を削ってまで頑張る必要はありません。

やりたいから、少し無理はします。

けれど、"めまいとか気持ち悪さとか、何かの症状が出た時は必ず少し休む"

というルールは決めています。

身体を壊しては元も子もないですからね。

 

最後に、私がまだ頑張りすぎて、自分で自分にブレーキをかけれなかった頃に、ある方からもらったアドバイスをご紹介します。中学の頃にお世話になった小児科の先生から、社会人になった私が頂いたアドバイスです。

 

❝病気の影響に限らず、自分で自分にブレーキをかける勇気というものが必要だし、どのタイミングでブレーキをかけるのか、自分で普段から意識して生活するのもいいかもしれません。具体的には、めまいや悪心などの症状があったら必ず少し休憩する。この必ずというのがポイントです。❞

 

頑張りすぎてしまう方は、まず、必ず休む。という練習からしてみてはどうでしょうか。

 

 

 

過保護と必要保護、おしまい。 

 

 

過保護と必要保護⑯~まとめ その2~

 ②親主体の保護・管理から自分主体になる過程

 先天性の病気の子供は、最初に病気の説明や、治療方針などを説明されるのは、本人ではなくご両親です。そこから、治療方針を決定したり、同意書にサインしたり、まだ判断できないお子さんに代わって、医師の説明を聞き、ご両親が決断していきます。

 

しかし、子供も成長します。

最終的には、

自分で自分の病気の事、身体の事を理解して、

周りの人に説明することができて、

自分に必要な事(日常生活・投薬・通院など)を自分で管理できるようにならなくてはなりません。

 

ある時から急に出来るようになる訳ではないので、スモールステップで少しずつ、親から子へ伝えていってあげてほしいなと思います。

 

また、子供自らが、自分の病気の事、まだ記憶がない頃に受けた手術の事、色々気になりだす時期がくると思います。そんな時、その子の話をじっくり聞いてあげて、出来る限り真摯に質問に答えてあげてほしいなと思います。自分から気になりだした頃が、産まれた時にどんな状況で、どんな手術をしてきたのか、説明してあげるちょうど良い時期なのかなとも思います。

 

私の場合は小学校入学くらいが、親主体の保護から1歩踏み出し始める時でした。そこから、少しずつ、自分の身体の事を知っていきます。

中学生になると、再手術をした事もあり、自分と周囲の人との違いやハンデみたいなものを、はっきりと認識するようになります。親からの保護も以前より嫌がる様になりました。時に病気をネガティブにとらえる事もありました。思春期なので色々悩みます。でも、この経験も必要でした。

高校生くらいになると、自分の身体の事がだいたい分かってきます。自分と他者との間に親が介入することはなくなりました。病院での先生とのやりとりも1人で出来るようになり、概ね親主体の管理から、自分主体の管理に移行していたと思います。進路や恋愛で悩む時期でもありました。

社会人になると、自分の体力と仕事について悩みます。でも、他人と比べての自分ではなく、自分らしさや自分にしか出来ない事もあるという事に気づく時期でもありました。完全に親離れしたのは、前回のブログに書いたあの一件(親離れと子離れ)を経験して、実家を出てからであると思います。

もちろん、その後も、子育てを手伝ってもらったり、なんだかんだで色々と助けてもらっています。だから、本当に親離れできているのかは分かりません笑。

 

私の場合は、こんな感じで、少しずつ自立していったのかなと思います。

人それぞれなので、お子さんに合ったスピードで進んでいってもらえたらいいなと思います。

 

また、成長するにつれ、好奇心ややってみたいという気持が出現し、多少の無茶をする時期もあります。命に関わるような無茶は危険ですが、可能な限り見守ってほしいなと思います。成長のチャンスだから。

そうはいっても心配だとは思います。命にかかわるような絶対にやってはいけないことがあれば、この時期に再度しっかりと確認しておいたほうがいいかもしれません。

その上で、少し大目にみてやってほしいなと思います。この、ちょっと無理をしてやってみたり、やらなかったり、という経験を何度か重ねるなかで、自分の体力だったり、どこまでがしてもいい無理で、どこからが頑張りすぎで休んだほうがいいところなのか。"無理をしない程度に頑張る”という一番難しい課題を学んでいくのだと思います。これは、本人にしか分からないし、自分の経験を通してでしか、学べないことだと思います。

私は今でも、日々、トライアンドエラーです。

 

【あの頃の私がしてもらいたかった事】

 

今までのブログに書いた事ですが、再度箇条書きにしてみます。

 

〇病気のリスクの把握

  ⇩

 子供の成長する力・自立心の芽生えに気づいてあげる

  ⇩

 家族以外の他者の支援を信じる

  ⇩

 時に保護の手をそっと緩め、外の世界へ背中を押してあげる

※例え失敗しても多くの事を学べる

※時に無理しすぎていないかは気にしてあげてほしい。

 

〇家庭以外の場所、学校などに信頼できる人、分かってくれる人を作っておく。

(担任・保健室の先生・スクールカウンセラー・医師など)

 

 

〇どこまで守ってあげるのか・どのように守ってあげるのか、どこから自立を促すのか。正解がない分大変。それを判断するサインみたいなものを、子供がだしているかもしれない。それは見つけてあげてほしい。

 

〇 子供はどんな環境でも自分自身で成長する力を持っている。

しかし、その手助けはしてほしい、

無理をしていないか確認してほしい。

そばでずっと見ていてほしい。

頑張っている分、辛いときは無理せずに甘えていいことを教えてあげてほしい。

その時の感情を言葉にだして、その時に発散させてあげてほしい。

 

〇それには自分の絶対的な味方が必要。それが親である必要はなくて、外部にそういう話が出来る大人がいるといい。頼れる大人もいるという事を、世界には優しさや愛があることを伝えてあげてほしい。いくらでも、周りの世界や健康な人に対して卑屈(必要以上に自己評価を低くしていまう状態)になれる要素はあるから、1人味方がいるだけで世界は変わると思う。

 

〇人生大変なこともあるけれど、大変な中でもささいなことやくだらない事でほっこりしたり、笑える時間があることは幸せなんだと思う。そんな日常を大切にしてほしい。

 

つづく

 

過保護と必要保護⑮~まとめ その1~

こんばんは。

いつのまにか、こんなに長くなってしまいました。

あまり考えすぎず、思い出したことを文章にしてみましたが、

過去を振り返りながら、色々な気持ちを思い出せてよかったです。

ちょっとまとめてみたいと思います。

 

まず、このテーマについてか考えるきっかけとなったのは、

母が私が小さい頃に主治医から言われた、

「この子は保護が必要な子です。それは甘やかしや過保護ではなく必要保護です。」

という言葉からです。

 

 

そこで、3つの点について、自分のことを振り返る事で、答えを探してみようと思いました。

 

①過保護と必要保護の線引き

②親主体の保護・管理から自分主体になる過程

③病気に対する甘えなのか、必要な休息や対処なのか

 

この3点において、過去を振り返って感じた事、思った事をまとめてみます。

 

①過保護と必要保護の線引き

 

 過保護と必要保護とはなんなのでしょうか。私なりの解釈を書いてみます。

 

必要保護とは、

子育てにおいて、その子の身体と命を守るために必要な保護。子供がまだ自分1人で管理出来ない事を親が変わりにしてあげること。甘やかしや過剰な保護ではない。

 

過保護とは、

必要以上に守ってしまうこと。子供を心配しすぎるあまり、子供自身が持つ自ら成長しようとする力を見逃したり、無視したり、おさえつけてしまったりすること。子供の成長する機会を奪ってしまうこと。全て親の管理の下におこうとしてしまうこと。

しかし、愛情がゆえの行為である場合が多い。

 

今の私は、こんな風に思います。

試しに、Wikipediaで調べてみたら、過保護について以下のように載っていました。

 

❝過保護とは、

子供自身の自主性を尊重しすぎ、まともな社会人として巣立つのに必要なしつけをせずに済ますこと。❞ Wikipediaより引用。

 

私が考えた過保護と少し違いますね。特に前半部分の文言は反対かもしれません。

" 子供自身の自主性を無視しおさえつけてしまう。"

でも後半は少し違うけど一緒です。

"1人の社会人として巣立つために必要な経験をさせずに済ますこと。"

言いたい結論は同じですね!

 

 

病気を持って産まれてきた子供を育てる時、

過保護すぎやしないか、悩む事もあるかと思います。でも、命の危険が身近にない健康なお子さんと比べてしまうのは、色々状況が違うので、

"命を守る。身体を守る"

これを第一に考えて、ひととおりの手術が終わるまで、3歳から小学校入学前くらいまでは、必要保護だと思って、愛情たっぷりに育ててあげていいのかなと思います。

もちろん、病気とは関係のない、悪い事をした時には、普通に怒っていいと思います。

この時期は、親子ともに大変すぎるくらい色々な経験をして、色々な感情を味わうと思うので、深く考えすぎず1日1日を過ごして前に進んでいってほしいなと思います。

 

逆に、この時期から、”病気を持っているからといって甘やかし過ぎてはいけない。”と意識しすぎても、本人につらい思いをさせちゃうのかなと思います。私も、小さい頃もっと抱っこしてほしかったですし笑。検査や手術の入院は嫌な事も多いけれど、親や周りに人から受けたほんの少しの優しさは、大きくなっても覚えているし、その子の思い出の宝物になると思います。だから沢山優しくしてあげて下さい。

 

必要保護の手をそっと緩めていくのは、あせらず、日常がいろいろ落ち着いてきてからでいいのではないでしょうか。

 

つづく

挫折と目標

こんばんは。

1つ前のブログで私の体調不良をお伝えしましたが、さらに追い打ちをかけるように、息子のとびひ問題が発生しました・・・。

 

微熱で少しふらふらながらも、明日は仕事の訪問件数も少ないし、抗生物質も飲んだし、午前中に風邪症状がなければ午後からでも出勤できるかな。でも、無理せずもう1日休んだほうがいいかな。どうしようかな。と考えながら、保育園にたどり着きました。

すると先生から、「〇〇君とびひが出ちゃってて、明日病院受診して来て下さい。」だって。見ると、首元が赤くなっているのと、顔周りにも少しですがポツポツと発疹が。患部をガーゼなどで覆えれば登園しても大丈夫です。との事。

 

まじかぁ。。

このタイミングで。。

夫⇨息子⇨私 これで終わりじゃないのーー(笑)

⇨息子 と続くのですね。子育てしているママにはあるあるだと思います。

 

とりあえず、明日の午前は確実に休みを頂く旨を職場に伝え、午後からの出勤は、明日の受診次第で。という事にしました。息子は、感覚過敏があるので、赤くなっているところに軟膏を塗るのもきっと大変だし、そもそも、ガーゼなんてつけてくれるか。怪しいところです。でも、つけてくれなきゃママ仕事に行けないの(笑)。

 

明日、どうなることか。息子と一緒に頑張ります。

 

そして、こういう状況だと、マイナス思考になりがちで、

少し気持ちの整理がてら、色々書いてみます。

 

まず、思った事は、

連休があけて、復職したばかりで、仕事をがんばれない状況というもどかしさ。

最近の私は、過去の問題がわりとスッキリと落ち着いてきて、心の状態はとても良くなってきていました。ここから!というタイミングで頑張れないのはなんだか悔しいし、風邪とかひかない丈夫な身体だったらなぁーとか、ふと考えてしまいます。

 

でも、こればかりは仕方がないので、過去の問題と向き合う中で感じた事を、ちょっと書いてみて、気持ちを整理したいと思います。

 

何度も過去と向き合う過程で一番に思った事は、

"子供時代の困難に負けないように頑張る時代"は卒業して、

これからは、

"自分のために自由に時間を使う事を頑張ろう"

という事でした。

 

じゃあ、どんな事? と言われると、1つは

自分が好きな事や楽しいと思う事に目を向けてみること。

 

最近ブログでちょくちょく書いていますが、映画とか漫画とか本とか。

私たちは、下手したら病気の事に1日中向き合ったり考えたりしているから。自分の事、今病院で頑張っているお子さんの事。必死で考えると思います。それは愛情だし、頑張って向き合うことは大事だし、全然悪い事ではないのですが、時々ベクトルの方向を違うところに向けてあげる時間も必要かなと思います。なので、このブログでも、時々病気以外の趣味的な事も書いていこうと思いました。ブレイクタイム的な感じで。皆さんも、そういう記事は、かるーーい気持ちで読んで頂ければと思います。張り詰めた糸を少し緩めるきっかけにでもなれたら嬉しいです。

 

そして"自分のために自由に時間をつかう"

2つ目に思いついた事は、理学療法士としてもっと探求してみよう。

という事。理学療法士になりたての3年目くらいまでは、ジャーナルとよばれるリハビリ関係の月刊誌などを毎月2-3冊は読むようにしていたし、毎月1-2回は外部の勉強会に参加していました。これには、お金も時間もかかります。しかし、休職を経験した事や、結婚し子供が出来た事、この辺りから、体力的に無理しない。という事を重要視するようになったし、子供が出来ると物理的に自由に使えるお金と時間は少なくなります。プライベートな時間は子育てや休養に専念して仕事の事は考えないで、日々の臨床を真面目に向き合おう。というスタイルでやってきました。

 

でも、自分のために自由に時間を使っていいならば、

もっと勉強したい。どんな患者さんが来ても力になれるような臨床力を身につけたい。

病気や子育てでセーブしていたブレーキを少しだけ緩めて、頑張ってみようかなと思いました。やりたい事をやっている時はすごく充実した気持ちになれるし、もちろん身体を壊すほど無理してはいけないから、難しいところですが、とりあえず、またジャーナルを読むくらいから初めてみようかなと思います。そして年内に1つでも2つでもいいから、外部の勉強会に参加したいな思います。そしたら、なんか自分の人生がすこしキラキラする気がします笑。

 

また、私には、こんな医療従事者になりたいなと思う、目標というか、憧れというか、そんな先生が2人います。1人の先生は中学時代に知り合った先生で、もう1人の先生はこの10年くらいで知り合った先生です。どちらの先生も患者さんに対してまっすぐと、一生懸命に向き合ってくれて、熱心で、いつでも味方でいてくれて、患者側の私としては、とても安心感を与えてもらっています。私も、担当した患者さんにそんな安心感を与えられるような存在になりたいなぁと密かに思っています。

 

それには、向き合い方も大切ですが、勉強も必要で。10代20代前半の頃は理学療法士になる事が目標でしたが、理学療法士になったいま、また目標をもって頑張りたいと思うのです。

 

そこで、話はもどりますが、

復職してすぐに、体調を崩して風邪をひいてしまった事はショックでした。今年は休職はしたけれど、風邪という風邪はこれが今年初でしたが、タイミング的にね、最悪だなと笑。私の目標の先生たちはおそらく風邪で、仕事に穴をあけることはまずないです。体力や精神力や覚悟みたいなものがある気がします。早くも、目標に挫折しかけました。所詮私の体力じゃ理想の理学療法士になることは無理なのかと。

 

でも、せっかく前向きに頑張ろうとしたところなので、少し視点を変えてみます。

私と先生は別の人間です。先生が理想だとしても、先生と全く同じ人間になることは出来ません。だとしたら、いちいち凹んでないで、目の前の出来ることを1つずつ頑張るしかないですね。自身の体調や、子供の事で休んでしまう事は、患者さんにも迷惑をかけてしまいます。でも、それは今の現状では避けられません。だから、それでも、私に担当してもらいたいと言ってくれる患者さんを、誠意をもって診させて頂き、今の自分に頑張れる事をコツコツと地道に頑張って、数年後に、今よりちょっと良いセラピストになれたいたらいいかなと思います。

 

まずは、ジャーナル購読申し込もー。

 

今日も読んで下さってありがとうございました!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ラースとその彼女

こんにちは。

昨日から体調がすぐれず、今日はおうちでゆっくりしています。

本当は療育センターに行く日だったんだけど、

子供は保育園に行かせました。

病院に行って薬ももらったし、早く気持ち悪いのなくなれーー!!

 

連休明けてから、夫、子供と順番に体調を崩し、今度は私。

職場に迷惑かけるし、頑張りたい!!と思ってる時に体調不良となるのは、なかなか。。くやしくてもどかしいですね笑。体力がほしいなぁ。

 

さて、あんまりうじうじ言っててもしょうがないので、

こないだ観た映画について書きます。

 

ラースとその彼女

またまたライアン・ゴズリングの主演です。

アカデミー賞にもノミネートされた作品との事でしたが、私は知りませんでした。

ラースという青年と、ネットで注文した等身大の女性の人形と、それを見守る兄夫婦・精神科医・町の人々の交流を描いた作品です。

ラースは心優しい穏やかな青年ですが、人づきあいが苦手で、人との交流を避けています。そんな彼を心配しているのは、ラースの家の隣に住んでいる、兄嫁のカリン。カリンはとても優しい女性で、朝食を一緒に食べないか、夕飯一緒にどう?など、ラースに声をかけ続けます。ラースもカリンが自分の事を心配してくれているとどこかで気づいている様子。そんなある日、兄夫婦の家に、ラースが訪れます。『実は今、女性が家に来ているんだ。外国から来たから、言葉は話せないし、足が悪くて車椅子なんだけど、、会ってくれるかな。』と。兄夫婦は、ラースが女性といることにとても喜び満面の笑顔です。じゃあ、すぐに夕飯の支度をしなくちゃね。とカリン。

しばらくして、訪れたのは、ラースと、車いすにのった等身大のリアルドール。兄夫婦はどうしていいか分からないといった様子で困惑します。しかし、ラースは、まるで恋人に話しかけるように、その人形とお話をしているのでした。

彼女(人形)の名前はビアンカ。翌日、兄夫婦は、ビアンカは外国からきて疲れているかもしれないから、1度病院に連れて行ってあげよう。とラースに提案し、ラースを精神科医の元へ連れていきます。先生は、ビアンカを本当の女性のように診察し、ラースに週に1度診察に連れてくるように言います。

心配する兄夫婦には、しばらくはラースに話を合わせるようにと指示します。

妄想はいつまでつづくのか?という問いに、

ビアンカは"理由"があって現れた。彼が必要とするかぎり。』

と答えます。

ここから、ラースと兄夫婦、町の人々との様々な心のやりとりが描かれます。ビアンカは人形なはずなのに、ビアンカを通して色々な人の心が動かされます。

私がこの映画がいいなぁと思ったのは、町中の人たちが愛にあふれていて、この異様な設定にみんなが付き合って見守ってくれる。嫌な人が出てこない。というところです。現実だったらこんな優しい人ばかりじゃないよ!!と言われそうですが。そこが映画の良いところだと思います。こんな世界だったらいいなぁと思うのです。

最後は、、、言っちゃ面白くないので内緒です。

 

私はU-NEXTで見ました。アマゾンプライムではないみたい。

こないだ書いた、ラブアゲインという映画はアマゾンプライムにあります💛

 

では、また。体調がもどったら、ちゃんとしたブログ書きますねー。

 

 

過保護と必要保護⑭〜成人編その4〜

親離れと子離れ

前回からの続きです。

 

私は、こっそりと物件を探し始め、何軒か内見し、仮押さえ、次回本契約。というところまでこぎつけました。

あとは、母に自分の意思を伝えるだけ。

きっと母は怒るし、興奮するし、言われたくないことも沢山言われる。でも、何を言われても泣かないで、しっかりと受け止めよう。そして、自分の気持ちを伝えよう。と心に誓いました。

 

両親を部屋に呼びます。

 

私「もう、住む家も決めた。ちゃんと、病院だって行ける距離だし、同じ県内だし、実家にだって来ようと思えばいつでもこれるし、大丈夫だから。」

 

母『何言ってるの?〇〇くんに、娘は普通の身体じゃないんです。って電話します。あなたに何かあったら、全部〇〇くんのせいにして責任とってもらうからね!』

『もし引っ越すなら、一生許さない。可愛そうね。親から祝福されない結婚なんて、絶対上手くいきっこないんだから。幸せになれないんだから。』

 

父『なんでそんな言い方するの?娘が幸せになろうとしているのに、なんでそれを応援してあげられないの?』

 

母『(私に向かって)あなたは何も分かっていない!普通のからだじゃないんだから!』

 

この辺りで、私はこみ上げてくるものが抑えきれなくなって、悔しくて、涙がポロポロ止まらなくなりました。中学の時から、母の前で泣いたのはこれが初めてだったかもしれません。

 

〝普通じゃない〟

 

この言葉は私にとって、一番こたえる言葉でした。それを母から言われるのは、とても悲しい気持ちになりました。

(言いたい事は分かるんですけどね。)

 

母『何泣いてるのよ。』

少し戸惑った表情だったのを覚えています。

 

私「もし、〇〇に電話して、私の身体を、責任とか、背負わせるという言葉で説明するなら、明日にでも、私から〇〇と別れる。」

 

「恋愛すると嫌でも色々考えさせられるんだよ。相手に思い荷物を背負わせることになるんじゃないか。手術跡のない、もっとキレイで健康的な女の人の方を選んだ方が幸せになれるんじゃないか。ちゃんと子供が産めるのか。妊娠に私の心臓は耐えられるのか。いつ状態が悪化するかも分からない。結婚した相手より長く生きられないかもしれない。結婚相手のご両親はどう思うのか。たくさん考えてきたよ。」

 

私も、堰を切ったように、自分の感情がとまらなくなりました。

 

「大人になるまでに、身体のこと散々向き合わされてきた。何も分かってないなんて、簡単に言わないで。嫌になる程分かってる。」

 

「病気の〇〇ちゃんを一生背負っていきます。なんて負担を、好きな人にかけたくない。何かあったら自分の責任なんて思って毎日過ごしてほしくない。もし、病気が悪化して万が一の時があった時、お母さんにそんな台詞を言われていたら、絶対に自分の責任を感じて苦しくさせてしまう。」

 

「病気のことはちゃんと〇〇に説明している。彼は私の今までの事を初めて話した時、一度だけ涙してくれた。でも、涙はその一度きりだし、唯一、私の経験をかわいそうと言わなかった。貴重な経験だと言ってくれたんだよ。」

 

「心臓病の私として彼と一緒にいたくはない。私の中の1つが心臓病というだけだから。〇〇ちゃんの事を一生背負っていきます!なんて言葉を言わせたくないし聞きたくもない。それを、お母さんが背負わせると言うなら、迷わず別れる。」

 

私が、そう言い終わると、母はブツブツ小言を言いながら部屋を出ていきました。

 

 

翌朝。

まだ、寝起きでベッドの上でウトウトしていると、母が部屋に入って来ました。そして一言。

 

『着替えて!今から引っ越し先一緒に観に行くよ!』

 

「分かった!」

 

私はすぐさま身支度に取りかかりました。顔は嬉しくて少しにやついていたのを覚えています。

 

後日、私は親公認のもと、夫との同棲をスタートさせました。あんなに反対していた母ですが、時々遊びに来ては、近くのイオンで買い物を楽しんだり、海の見えるカフェに行ったり、

 

「駅からも近いし、坂ないし、自然にかこまれてるし、本当に良いところ見つけたわねー!」

 

と言う母でした。

私と父は目配せし、無言のやり取りをするのでした笑。

 

これで、親離れと子離れのお話しはおしまいです。長くなってしまいました。読んで下さってありがとうございました。きっと皆さん、母の気持ち、痛いほど分かると思います。でも、そんな時の本人の気持ちも、これを読んで少し想像して頂けたら嬉しいです。

今日の夕飯はパルシステム

おはようございます。

今日は、暑くなりそうですね。今日は、病気についてじゃなく、ゆるーい日記的な感じで書いていきます。

 

さて、連休明けてからもうすぐ2週間経ちますが、仕事して、帰って、家事と育児して、寝かしつけて、映画みたり音楽聴いたりブログ書いたり。そんな風に過ごしていました。

 

今日は少し疲れがたまってきたかなぁ〜と思う朝だったので、仕事終わったら早めにとっとと帰宅しよう。(うちはタイムカードが無いので、自分の担当のリハビリ終わって、その他書類業務など終わってれば、少しはやく帰っても大丈夫なのです☺️)。

 

いつも、1ヶ月の山場は、生理前の1-2週間と、生理が始まって2-3日。生理前特有の、だるさ、眠気、イライラでいつも以上に疲れやすくて。始まってからは、精神的には落ち着くけど、うすら気持ち悪かったり、腰やお腹の微妙な痛みだったり。。

女の子は大変ですね。ワーファリン使っている方は、出血量が多くて大変と聞きますし、こういう話って、大きな声で出来ないですしね。

私も〜って思ってくれ方がいたら嬉しいな♡

 

話は変わりますが、最近は、音楽を聞いたり、映画を見たり、漫画を読んだりする時間が少し増えました。今までは、子供との時間を優先したり、体力温存を考えて夜更かししないで寝たり、お休みの日にたまった家事をしたり、平日用に少しおかずを作り置きしたり。

時間が空くと頭で考え事したり笑。

 

でも、楽しいことや好きなことに目を向ける時間もあった方がいいですね。特に私は、ブログを読んでる方なら分かると思いますが、頭であれこれ考えがちなので笑。

 

映画を見て、感動したり、笑ったり、うるっとしたり、頭で考えるより先に、感覚的になにか心で感じる時間も大切ですね^_^

 

最近見たのは、

実写版のいぬやしき

君に読む物語

ラブアゲイン

サバイバルファミリー

 

漫画だと、

魔法騎士レイアース

からかい上手の高木さん

 

実写版いぬやしき

これは久しぶりに連絡を取った兄からおススメされた映画。木梨憲武が、冴えない中年おやじを演じるのですが、すごくいい味を出していて、結構面白かったです。最後は世界を救います。ただ、割と簡単に人が亡くなったり、血も出てくるのでその辺は嫌な人もいるかも。

 

君に読む物語

高校の時に映画館で見てから、何度も何度も見返してている映画です。音楽も景色も素敵です。主演の、ライアン・ゴズリングが、1番好きでカッコイイと思う俳優ですが、誰にも共感された事がありません。分かってくれる人いませんか笑?

 

ラブアゲイン

こちらも、ライアン・ゴズリング。この映画は、最近見た映画で一番面白かった!夫婦の離婚話から始まるのですが、夫婦、子供、それぞれの恋物語が描かれていて、ハッピーエンドだし、台詞も物語も面白くて、たくさん笑えるし感動します。おススメ。

 

サバイバルファミリー。

小日向さん主演の映画。出ている人は皆ステキな人なのに、お話がつまらなかった笑。

もう見ないだろうなぁ。

 

 

 

漫画の感想を書く前に、職場の最寄駅にまであと1駅になっちゃいました笑。また、気が向いたら書きます。

 

それでは、行ってきまーす。