Sweet-pea’s diaryー大人になった先天性心疾患のブログー

大人になった先天性心疾患を持つ私が、あの頃(16~20歳頃)見つけたかったブログを書いています。どなたかの参考になりますように。PC版カテゴリのはじめにからご覧ください♬

最近購入した6冊の本

今日は霧雨。通院の帰り、近くの大学で入学式があったらしく、スーツ姿の大学生やその親御さん達で駅がごった返していました。春ですね。

さて、最近は気持ちが停滞していました。理学療法士になって約14年、訪問看護ステーションに勤めてから(在宅医療・介護に携わってからから)、9年が経ちました。自分はこのままで良いのでしょうか。子供が出来てからは体力や体調優先、外部の勉強会や実技の講習などから遠ざかっています。それでも、目の前の利用者さん患者さんを1人1人丁寧にみていこうと、そうすれば、少しずつ理学療法士としても成長していけると、信じてやってきたつもりですが、経験年数の数字ばかり増えてきて、少し焦りを感じてきたのかもしれません。

 

大きな事を100個言って、ひとつでも叶えたら「あの人すごい」となるそうです。だから日頃から口に出して種をまいておく事が重要なのだそう。あとは、地道な努力を惜しまないこと。

 

私は1つ目標を決めたら絶対にそれを形にしたい性格です。1つずつ取り組んでいくタイプです。誰かに自分の実力を誇示する為にやっている訳ではないから、目標を決めた時も、それに向かって努力している時も、それが実った時も、それを誰かに言うこともあまりなかったです。100個種をまいて良いなんて、それを誰かに言って、たとえ全部叶えられなくても落ち込まなくて良いなんて、1つでも叶えば良いなんて、思いもしませんでした。

 

だから、深く考えずに、思いついたことから勉強してみよう。1つに絞らずいくつか手を出しても良いし、無理なら途中で止めても良いし、他に興味がわいたら、そちらに路線変更しても良い。とにかく種をまいて、どれか1つに花が咲けば「すごい」と言えるのだ。と、思って、新しく何かを始めるハードルを下げてみようと思います。

 

私は、本屋さんを巡るのが好きで、八方塞がりになると、自然と本を沢山買います。ということで、先週本屋さんで買った本をご紹介します。なるべく色んなジャンルから選んでみました。

↓それが、こちら。

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↓背表紙

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気になる本はあったでしょうか?

「三体」はSF小説で最近Netflixでドラマにもなったそうです。物理学や宇宙の話、登場人物が中国の名前、という事で読み始めに苦戦していますが、半分くらい読むと、もう面白くて止まらなくなるらしいので、そこまで頑張って読み進めてみます。今は1/3くらい読んだ所です。

「西洋絵画の教科書」は、教科書と書いてあると堅苦しいのですが、有名な絵画が沢山載っていて、解説もあるのでとても面白いです。美術館に行きたくなる本です。あるいは、画集を買いたくなる本です。寝る前や、ホッとしたい時、三体を読み疲れた時の箸休め、に読んでいます。

「星を編む」は、凪良ゆうさんの書いた本で、昨年本屋大賞を受賞した「汝、星のごとく」の続編です。私は、凪良ゆうさんの書いた物語が1番感情を揺さぶられます。文章も好きです。好きな作家さんは誰?と聞かれたら、凪良ゆうさんと答えると思います。「星を編む」もとても良かったです。「星を編む」は、昨年の「汝、星のごとく」に引き続き、今年の本屋大賞10作品にノミネートされました。本屋大賞とは、全国の書店員さんのみ投票できる賞で、一次投票で一人3作品を選んで投票、一次投票の集計結果で上位10作品をノミネート本として発表、二次投票はノミネート作品をすべて読んだ上で、全作品に感想コメントを書き、ベスト3に順位をつけて投票。二次投票の集計結果により大賞作品が決定される、という仕組みです。本に順位をつけなくても良いのですが、本の祭典なので楽しみましょう。さて、凪良ゆうさんは、2年連続で本屋大賞を受賞出来るでしょうか。結果は4月10日発表!乞うご期待!

「ある行旅死亡人の物語」は、2人の記者の取材記録で、ジャンルはノンフィクションです。行旅(こうりょ)死亡人とは、病気や行き倒れ、自殺等で亡くなり、名前や住所など身元が判明せず、引き取り人不明の死者を表す法律用語です。この本は、2020年4月に兵庫県尼崎市のあるアパートで孤独死していた女性の身元を調査していく、2人の記者の取材をもとに書かれています。放送作家の佐久間宣行さんが紹介していて、この本を知りました。黙々と読み進められる、今は生きていない人を取材していく記者の熱量と、自分とは全く関係のない1人の女性の人生に、想いを馳せる事が出来る本で、読んで良かったと思います。

「成瀬は天下を取りに行く」という本も話題の本で、これも今年の本屋大賞10作品にノミネートされています。いつだって変で、自分の道を突き進む成瀬あかりの歴史を、周囲の人の人生とともに描いていく青春ストーリーです。中高生でも読める読みやすい文章です。重く深いテーマでは無いので、さらっと読めます。少し物足りない気もしたのですが、何故か読み終わった後に、ずっと成瀬の事を考えてしまう。そんな余韻のある不思議な本でした。冒頭の、「大きな事を100個言って、1つでも叶えたら…」の下りは、成瀬の生き方から拝借しました。

「還暦不行届」はエヴァンゲリオンや、シンゴジラ、シンウルトラマンなどの監督である庵野秀明の日常を、奥様である安野モヨコが書いたエッセイ本です。これは2冊目で、本当は1冊目の「監督不行届」を買いたかったのですが、在庫がなく、2冊目から書いました。まだ未読で、今夜から読んでみたいと思ってワクワクしています。エッセイ本だから、読みやすいと思います。