今年のGWは、なんだか陰鬱な気分でした。それなら家で引きこもっていても良かったのですが、どうせなら、キレイなものや美しいものを眺め、読書をして、心を清めようと思い、そういう3日間にしました。今回のブログは写真多めです・・・。
5月3日(火・憲法記念日)
晴れ。今日は、電車とマイクロバスを乗り継いで、『横浜イングリッシュガーデン』に来ました。もう少しすると、バラが見頃になるという事で、時期的には少し早かったみたいですが、それでも色とりどりの花が咲いていました。お花を眺めながら散歩をしていると、どこからともなく、女性の声楽が聞こえて来ました。曲はアヴェ・マリアでしょうか。バイオリンの優しい音色も聞こえて来ます。周りを見渡すと、園内の広場で、結婚式が行われていました。花嫁さんがキレイでした。美しい音楽を聴きながら、散策をして、贅沢な時間となりました。薔薇のソフトクリームも食べました。薔薇の香りがして美味しかったです。
午後は、日出町駅の高架下にある、隠れ家的な、コーヒーショップで読書をします。ここのメニューは、コーヒーかミルクコーヒーの2種類のみ。1杯1杯注文が入ってから、豆を挽いてハンドドリップで丁寧にいれてくれます。BGMも一切ありません。静寂の中、時折頭上に聞こえる電車の音が、なんとも規則的で、読書の邪魔をせず、心地よい空間です。以前紹介した、「プロジェクト・ヘイル・メアリー下巻」を読みました。
↓園内のお花たち
↓薔薇のソフトクリーム
↓高架下のコーヒーショップ
5月4日(水・みどりの日)
晴れ。今日は、桜木町から少し歩いたところにある横浜市民ギャラリーという所で、『横浜美術協会会員の作品の展示会』を見て来ました。撮影はNGなので、写真はありません。名の知れた画家達の絵ではありませんが、油絵、水彩画、写真、彫刻、とそれぞれの作品に個性・主張があって、とても見応えがありました。
午後は、横浜駅にある喫茶店で、フレッシュなバナナジュースを飲みながら、「プロジェクト・ヘイル・メアリー」の最後の章を読みました。
5月5日(木・こどもの日)
晴れ。今日は車を出して、横須賀美術館で行われている『フランス・モダン・ポスター展』へ行きました。ここは、入り口から海が見渡せるロケーションで、お気に入りの美術館です。今回行われていたフランス・モダン・ポスター展とは、19世紀の終わり頃に花開いた近代ポスター文化がテーマとなっています。次第とパリの街を埋め尽くすようになった、商品の広告や、劇場の告知など、華やかなポスターが展示されていました。写真撮影可でした。
午後は、海を眺めながら読書をしました。太宰治の「人間失格」を読みました。陰鬱な気分の時に、美しい海を眺めながら、鬱屈とした小説を読む。そういうのも、まぁ、アリかな。
↓フランス・モダン・ポスター展
↓1892年 帽子の市
↓1893年 華麗なるパイントマイム
↓1895年 エーグル農場の無菌牛乳
↓1922年 満月印パスタ
↓1892年 歓楽の女王
↓1894年 「カミーユ・ステファニー公演」カジノ・ド・パリ座
↓1922年 キナ入りワイン
↓1895年 オリエンタル・クリーム(パウダーと石鹸)
↓1923年 テニスシューズ
↓1899年 クレマン自転車社製の自動車
↓1952年 フランス航空 東京ーパリ間就航
↓1933年 オランダ航空
↓1924年 第8回パリ・オリンピック大会
↓1895年 「第3回仮面舞踏会」オペラ劇場
↓1889年 演劇「ジャンヌ・ダルク」
↓1930年 オペレッタ「マリッツァ伯爵夫人」
↓1897年 ムーラン・ルージュ 夜会「流浪の芸術家」
5月7日(土)
曇りのち雨。今日から土日は家でゆっくりと過ごす。時々こどもと遊びはするけれど、寝てばかりでした。今日から、星野源が出るNHK土曜ドラマ「17才の帝国」が始まったので、見てみました。舞台は近未来の202x年、超高齢化社会を迎えた日本の現状を打破するために、立ち上げられたAI、通称UA(ウーア)。ウーアが選出した総理大臣は17才の高校生、モデル地区となった地方都市を未来都市へと変貌させるべく若者たちが奮闘していく姿を描く、青春SFエンターテインメント。です。星野源は官房長官役で、そんな若者達を見守っていく役です。
あるシーンで、星野源が、海の見えるキレイな建物の前で話す場面がありました。2日前に行った『横須賀美術館』でした。「星野源と同じ場所に立ってたなんて!」と、少し興奮してちょっと幸せになった週末でした。でもやはりまだ陰鬱。そのうち元気になるでしょう。「人間失格」を読み終えたので、夜は、「正義と微笑」を読みました。
おしまい。