Sweet-pea’s diaryー大人になった先天性心疾患のブログー

大人になった先天性心疾患を持つ私が、あの頃(16~20歳頃)見つけたかったブログを書いています。どなたかの参考になりますように。PC版カテゴリのはじめにからご覧ください♬

新年“寅(虎)”のあれこれ

2022年になりました。

晦日。朝は自転車を漕いで市場へ買い出しに行きました。夜は、網焼き機をテーブルに置いて、市場で買ってきた海鮮やお肉を焼き、テレビを見ながらお酒を飲み(主に夫が)、年越しそばを食べ、BSの「吉田類の酒場放浪記」を見ながら年を越しました。

明けましておめでとうございます。2022年、寅年の開幕です。

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今年は、36年に1度の「五黄の寅」と呼ばれる年です。五黄の寅とは、十二支と中国で古くから伝わる占術、九星気学を組み合わせた考え方で、この年に生まれた人は、非常に強い運勢を持つといわれています。強運の持ち主とか、生命力が強いとか、個性的な人が多いそうです。私も五黄の寅の年に生まれました。私は、良い運も悪い運ももれなく引き寄せる方ですが、強運で生命力が強い虎だから、ここぞという時に生き延びて今があるのかもしれないです。ちなみに、五黄の寅年生まれの芸能人は、

和田アキ子沢尻エリカレディー・ガガ本田圭佑舘ひろし池上彰

などがいます。個性豊かなメンバーですね。そんな人を選んで書きました。

 

十二支では寅は3番目です。1番目はねずみ、2番目は牛。『元日の朝、新年の挨拶に会いに来い。一番早くきた者から十二番目の者までには、順にそれぞれ1年の間、動物の大将にしてやろう。』昔々のある年の暮れ、神様が言いました。牛は、歩くのが遅いから前日の夜から出発し、それを見ていたねずみは、牛の背中に飛び乗りました。元旦、神様の御殿の門が開く時、ねずみは牛の背中からひょいと飛び降り、1番に神様の元へと到着しました。牛が2番。寅は、十二支の中で最も足が速かったそうですが、当日の朝に出発したために、前日から出発していたねずみと牛には追いつけず、3番でした。元は民話だそうです。十二支があるのは日本だけではないらしいのですが、虎が入っていない国もあって、例えば、ブルガリアでは猫、トルコでは豹が虎の代わりだそうです。

 

“虎”が入っている四字熟語も調べてみました。お正月の暇つぶしです。

『苛政猛虎(かせいもうこ)』

悪政は人を食べる虎よりも人々を苦しめるということ。「苛政」とは人々を苦しめるひどい政治のこと。孔子が道端で泣いている女性に出会いその理由を聞くと、姑と夫、息子が虎に殺されたと言う。孔子が、なぜこの地を離れないのか?と尋ねると、女は「悪政が敷かれていないから」と答えた。という由来から生まれた熟語だそうです。アニメで“苛虎”という嫉妬から生まれた怪異のキャラクターがいますが、人々を苦しめる虎。ということでしょうか。

 

『虎尾春氷(こびしゅんぴょう)』

極めて危険なことのたとえ。虎のしっぽを不用意に踏めば食い殺されることがあり、水面に張った春時期の氷は割れやすく、落ちて死ぬ可能性があるという由来。とても聞きざわりが良く、音が綺麗な熟語だなと思いました。

 

『虎渓三笑(こけいさんしょう)』

あることに夢中になって、他のことを全て忘れてしまうこと。(今の私です。昔の思い出についてのブログ書こうと思っていたのに、“虎”のあれこれを調べる事に夢中になって、本来書こうとしていた話をすっかり書き忘れ、何故か四字熟語について夢中に解説しています。四字熟語の由来って面白いなと思い、このブログを書いたあとに、本屋で四字熟語辞典を買いました。何をやっているんだか。)

「虎渓」は中国の山にあったとされる谷の名前。「三笑」とは、三人で笑うこと。その昔、中国の慧遠という僧が山の寺にこもって、「虎渓」よりも外に出ないと誓っていました。ある時、慧遠を訪ねてきた詩人の陶淵明と道士の陸修静を見送る途中、話に夢中になって、越えないことにしていた「虎渓」をうっかり過ぎてしまい、三人で大笑いした。という故事が由来です。

 

『大賢虎変(たいけんこへん)』

すぐれた賢者が、時の流れに合わせて、日々自己変革をすること。または、すぐれた統治者よって古い制度が新しくてより良い制度に改められること。「大賢」は徳があって立派な人を指し、「虎変」は虎の毛が美しく立派に生え変わることを言う。見事に変化や改革をすることのたとえ。コロナ禍で多くの当たり前がそうでなくなった今、変わらないものも大切にしつつ、新しくてより良い生活や仕事や生き方が広がっていく「大賢虎変」の1年になると良いですね。

 

ということで、“寅(虎)”にまつわるあれこれでした。

本年もよろしくお願いいたします。

 

おしまい。