Sweet-pea’s diaryー大人になった先天性心疾患のブログー

大人になった先天性心疾患を持つ私が、あの頃(16~20歳頃)見つけたかったブログを書いています。どなたかの参考になりますように。PC版カテゴリのはじめにからご覧ください♬

流星群

2020.3.13 (土)

 

不思議な夢を見ました。

 

生まれてから中学生まで住んでいた、懐かしき家。時刻は夜。私は、家の前の通りで、息子と2人手を繋ぎながら、夜空を見上げています。すると突然、月灯りがさすように、真っ黒だった空がダークブルーに染め上がります。そして、数えきれないほど沢山の星が夜空に浮かび、次から、次へと、流れ星が走ります。まるで、流星群のようでした。

「綺麗だね。」

「ほらっ、見て。」

「素敵だね。」

と、私は空を指差しながら、何度も息子に話しかけます。

 

とても素敵な映像で、思い出しただけでも、なんだか幸せな気分になる夢でした。

 

息子へ。

 

最近のあなたの急激な成長に、私は日々おどかされてばかりいます。1月のある日、私が保育園にあなたを迎えに行くと、あなたは、園長室でエンエンと泣いていましたね。先生が、私に、「お友達とカルタとりをしていたら、“〇〇君ルールが分かっていない”と、年下の子に指摘されてしまって。その子に怒ってパニックになりそうだったので、園長室に避難していました。」と教えてくれました。あなたは、私の顔を見るなり、さらにボロボロと泣き出し、『悔しい。僕は悔しかった〜。』と言って、私にコアラの様にしがみついて来ましたね。自分より年下の子に指摘されたのが、悔しかったのですね。惨めだったのかもしれません。帰り道もあなたはずっと泣いていて、私の片腕にしがみつく様にして、家に着くまで泣きながら歩いていましたね。最後まで、『抱っこして。』と言わず、自分の足で歩けて偉いなと思いました。そういえば、最近こうやって、お友達から自分の苦手な所を指摘されて、帰り道に泣く事が、何度かありましたね。ここにも、あなたは、成長(発達)したなぁと、お母さんは思います。以前だったら、お友達とケンカした時も、悲しい事があった時も、思うようにいかなかった時も、疲れた時も、嫌な事は全て『怒り』という感情で、爆発させる様に表現して。私がお迎えに行く度に、暴れまくっていました。〇〇君ぶっ倒してやる!!とか暴言を吐いていた事も事もあったし、そういう時は大抵、私の事をぶったり蹴ったり髪を引っ張ったりして感情を発散させていましたね。この頃の私は、あなたの感情をいったん受け止める受け皿になろうと。そういう気持ちでした。怒りや悲しみが、あなたから放出されて、私の心の中の受け皿に注がれる。あなた1人では処理しきれないこころの感情を、代わり受け止めてあげる。そんな思いでした。でも、今は、『僕は悔しい』と感情を言葉にし、目からボロボロ涙を流し、心の中に溢れた感情を、自分で適切に表出しています。『怒り』と『悲しみ』。怒ってばかりいたあなたの感情表現の幅が広がりましたね。“悔しい”という思いは、これからの、あなたの成長につながると思います。

こんな変化が、最近はとても多くて。大きな変化から、小さな変化まで(食べ終わったアイスの棒をテッシュペーパーで包んでからゴミ箱に捨てるようになった。というような)。毎日沢山の成長があって、ここには書ききれない程ですが、お母さんは、今、子育てがとても楽しく感じます。あなたのおかげだよ。ありがとう。

 

と、夢から連想した気持ちを、手紙にしてみました。

これからも、山あり、谷あり。だと思うけど、

素敵な夜空を眺められる夜もあるから、

一緒に歩んでいこうね。

 

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おしまい。