Sweet-pea’s diaryー大人になった先天性心疾患のブログー

大人になった先天性心疾患を持つ私が、あの頃(16~20歳頃)見つけたかったブログを書いています。どなたかの参考になりますように。PC版カテゴリのはじめにからご覧ください♬

2020.12.9

ずっと、何かを書こうとしているのですが、最後まで書ききれず、更新が止まっています。「何か」とは、コロナ一色で過ぎ去った今年についてだったり、息子のことであったり、スマイリングデプレッションだったり・・・。(ん?と思った方は、検索してみてください。そのうち書きます。) 完全に文章の書き方を忘れてしまいました。

 

仕方がなので、リハビリがてら、日記を思いつくままに、書いていきます。

 

今日は、精神科クリニックの通院でした。いつも早めに着く私は、診察までの待ち時間、漫画を読んだり、この1週間を思い返して、先生と話したい事を、頭の中を整理したりします。最近は、クリニックにある「僕だけがいない街」という漫画を読んでいて、毎回1〜2冊ずつ読み進めています。今日で5巻まで読みました。早く結末まで読んで犯人が知りたいけれど、なんせ1週間に1回しか読めないので、我慢我慢です。以前、「おやすみプンプン」という漫画を読み始めた時には、1週間待ちきれずに、自分で買い揃えてしまった事もありました。今度は、我慢我慢で、地道に読み進めて行こう。

 

クリニックを出て、「よし今日は息抜きしよう」と思った私は、夫に電話し「ゆっくりして帰りたいから、息子のお迎えと夕飯を頼む」とお願いしました。こういう時、二つ返事で文句も言わず『いいよ!』と言ってくれるのは、夫の良い所です。自分の自由が束縛される事が嫌いな夫は、私に対しても、母はこうあるべき。とか、妻はこうあるべき。とか、そういう観念を押し付けてきた事はありません。

 

さて、クリニックの最寄り駅を出た私は、学生時代を過ごした○○○駅をぶらっと散歩して夕飯を食べました。つけ麺ならぬ、つけパスタという珍しいものを食べ、その後は、昔から変わらずある純喫茶に来ています。どのくらい昔からあるかというと、私の母が、学生の頃利用していた。という程昔からあるそうです。親子2代でお世話になっています。この店は、昔から喫煙可なのですが、さすがにこの時代の流れに、禁煙になっているのだろうと思い立ち寄ると、入り口にデカデカと、「当店は、喫煙(紙たばこ可)可です!」という張り紙が貼ってありました。喫煙者にとって、こういうお店って貴重じゃない?今、吸える所少ないですからね。

 

たばこと言えば、私達先天性心疾患患者にとって、タブーとも言える代物ですが、20歳前後の頃には、少し吸っていた時期がありました。あの頃は、色々あったし、辛くなったり、死にたくなったりもしたんだけど、この命の重み(家族や親戚の生きてほしいという願いや、沢山の医療従事者の支えによって繋がれた命)は痛いほどよく分かってるから、自殺も出来ない、自分の体を傷つける事も出来なくて。唯一「真っ当に生きている自分」に逆らえる術が、喫煙だったのかもしれません。「病気を乗り越えて明るく頑張っている私」という、身内からのパブリックなイメージも打ち破ってしまいたかった。私にとって、喫煙は小さな自傷行為だったのかもしれません。後、小声で書くけど、当時好きだった人がスモーカーで、学校の喫煙所にいると時々一緒になれる。という不純な動機もありました(笑)そんな母校の喫煙所も時代の流れでとっくになくなったそう。時代は禁煙へ。しかも時代はウィズコロナです。禁煙しましょう。このブログを読んでる人は、皆、たばこと相性良くないでしょうから。

 

おしまい