Sweet-pea’s diaryー大人になった先天性心疾患のブログー

大人になった先天性心疾患を持つ私が、あの頃(16~20歳頃)見つけたかったブログを書いています。どなたかの参考になりますように。PC版カテゴリのはじめにからご覧ください♬

ブログというか記録。泣いた日。

私「最近ブログが書けないの。」

 

夫『なんで?書きたくないの?』

 

私「書きたいの。書きたいけど、なんだか文章が思い浮かばないの。」

 

文章が思いつかないので、今さっきしていた夫との会話をそのまま書いてみました。書き始めさえ決めて書き始めてしまえば、どうにか文章が思い浮かんでいくんじゃないかって思って。

 

・・・・・・。

 

だめだ。文章が止まった。作戦失敗です(笑)

最近あった事。文章じゃなく、箇条書きで。

こんな日もあったね。といつか笑えるように。

記録です。

 

木曜日。保育園で息子、癇癪からのパニックになる(息子が、自分が作ったブロックに触ったお友達の顔を叩いてしまい、私が怒った事が原因。)⇨ママなんて嫌いだ!と髪を引っ張ったり頭をぶったり蹴ったり引っ掻いたり噛んだり。止まらなくなる。額に引っ掻き傷が出来る。⇨担任の先生が抱っこして私と引き離す。⇨興奮がおさまらないので抱っこされたまま園長室へ避難。⇨私が近づくと、余計興奮して、今度は先生の髪をひっぱったり、腕に噛みつこうとしたりする⇨男手である園長先生が、女の先生を守るため、息子を先生から引き離し抱っこする。

 

泣きながら暴れる息子の姿に、どんな苦しさなのだろうと心がはちきれそうになる。我が子が他人に暴力行為をしているという事実が苦しくて、先生の綺麗な髪を思いっきり引っ張ったり、叩いたりして、先生も痛いだろうと、息子が他害行為を働く全ての方へ心から申し訳なくなる。母親なのにこの場をどうしよも出来ない自分に苦しくなる。⇨そしたら瞬間、涙が溢れて止まらなくなった。人前で泣いてしまった。ボロ泣き。

 

私の様子に気づいた園長先生が、息子を抱っこしたまま、その場を離れてくれた。⇨ 担任の先生が、私を椅子に座らせてくれた。⇨隣の事務室にいた方が私に麦茶を一杯持ってきてくれた。⇨担任の先生が、どうぞ。と麦茶を目の前に置いてくれて。「ママも辛いですよね。パパは帰ってくるの遅い?お家でパニックになった時はママ1人でどうしているんですか?相談にのってくれたり、話を聞いてくれる人はいますか?今、不安なこととか、大変な事とか、私で良かったら言ってください。職員みんな、お母さんの事心配していたんです。」と寄り添ってくれた。⇨先生と15分くらいお話する。⇨ 遠くから聞こえる息子の癇癪の声が収まってきた。私の涙もおさまり冷静さを取り戻す。⇨息子は園庭で園長先生に抱っこされながら、先生の肩に顔を埋めて寝てしまっていた。泣き疲れたのだろう。暴れ疲れたのだろう。脳も疲れたのだろう。⇨ 事務員さんが、「自転車園の前に持ってきちゃいなよ。そのまま乗せちゃえば・・」と助言してくれる。⇨園長先生に息子を任せ、駐輪場に自転車を取りに行き、園の前につける。⇨園長先生が、そこまで来てくれて、そっと寝ている息子を自転車に乗せようとしてくれた。⇨その瞬間、息子が目覚め、「嫌だ。ママ嫌だ。」とまたプチパニックを起こす。まだダメなのか・・・。⇨ 園長先生、息子を抱いたまま、背中をトントンしながら、「大丈夫になったら教えてね。」と優しく息子に言い、私から少し離れる。息子は、園長先生にじっとしがみついていて。もう暴れたりはしていない。保育園の閉園時間はとっくに過ぎていて、時間だけが過ぎていく。⇨ 事務員さんが、私に、「お家は近いの?」「あっ、すごく近いんだね。ちょっと待っててね。」と話しかけて来た。⇨園長先生に何やら耳打ちする事務員さん。⇨私のところへ戻って来て、「園長先生がこのまま抱っこでお家まで一緒に帰ってくれるって。」と。⇨えーー!?息子20㌔以上あるし、いくら男手だとはいえ、園長先生に、神社の神主さんに(保育園は神社に併設されている)、そこまでしてもらっていいのだろうか。⇨園長先生は無言で、我が家の方向へ歩き出す。⇨自転車を引きながら園長先生についていく私。⇨30mほど進んだところで、「ママ、セブンイレブン行きたい。」と息子が重い口を開いた。表情が変わっていた。穏やかに。⇨『いいよ。ママと一緒にお家に帰れる?』⇨息子は頷き、園長先生の腕の中から、ママに手を伸ばしてくる。「さっきはごめんなさい。」⇨『ママも怒ってごめんね。』⇨園長先生に丁寧にお礼を言い、息子を乗せた自転車を漕ぎ始める私。セブンにより、デザートを買い、家路に帰る。外はもう真っ暗。

 

家に帰って息子の話を聞く。「さっきは、僕のハートがちぎれて、頭の中もグシャってなったの。」と説明してくれた。そのあと、息子なりに私に気を使ったのでしょう。夕飯を食べながら、「ママの料理最高に美味しい」「もう感動するわ!」とただの味噌汁を絶賛してくれた。「もう美味しくてちぎれたハートが治った!」と。それは良かった。そう、頭の中が落ち着けば、優しい面白い男の子なのです。

 

さて、明日の朝礼では、きっと私が泣いた事が報告されるでしょう(笑)

 

翌日から、

先生たちが妙に皆優しく私に声をかけまくってくれる。ような気がした。こちらの意識し過ぎか?いや、いつも優しい先生達の笑顔が、いつもより更に優しさ3割増しなんだよな。きっと、私のことを心配したり、励ましたり、応援してくれているのだろう。私は恵まれている。周りに理解者がいて、支援があって。子育てに孤立せず、社会全体で子供を育ててもらうってこういう事なのかな・・・。息子を抱っこしながら、我が家へと歩き出す園長先生の後ろ姿を見ながらそう思った。今は自分の子育てだけで余裕がないけど、息子が大きくなって、いつか今よりも手が掛からなくなったら、私も何か社会に還元したいな。

 

翌日は、仕事を早退し早めに息子を迎えに行った。

2日連続で大癇癪を起こしちゃ本人も辛いだろうから。

予想通り、友達より早くママが迎えに来てくれた事に嬉しくて仕方がない表情をしていた。

その日は、穏やかだった。良かった。

 

仕事と育児の比率。

今日も悩む。

 

記録、おしまい。