こんにちは。
今日は、手術当日の事を思い返していきたいと思います。
私が受けたBIOPEXという手術は、全身麻酔で行われます。口の中から機械を入れて手術するので身体にメスが入ることはありません。今回の手術は、してもしなくても良い手術。命には関わらない手術でした。
では、なぜ受けたかというと、
毎日のQOL、生きやすさや生活のし易さを向上させたかったから。
皆んなみたいに、12歳までの私のように、
無意識に声が出せるようになりたかったから。
(反回神経麻痺になってからは、無意識に発声は出来なくて、声を出すと言うより、頑張って声を造る。といった感じでした。中々言葉で説明し辛い感覚です・・・。)
そして、声がしっかりと出せるようになって、
将来、患者さんと双方向の会話が出来る、良いPTになりたかったから。
なんでそこまでしてPTに思い入れていたんでしょうね。
多分、そこだったら、医療・介護の土俵だったら、
自分の今までの経験を全てプラスに転換できるから。
大変だった思いも、ハンデを持ちながら生活している今の毎日も、
その経験が、リハビリには役立つから。
過去の私をタイムスリップして助けに行くことは出来ないけど、
今、同じように病気や障害と向き合っている人たちに寄り添う事は出来るから。
自分のためでもあり。誰かのためでもあり。
結局は自分の為なのかもしれません。
私は、そんな心持ちで手術を受けました。
手術は数時間、そんなに長い時間かからずに終わりました。
術後は、ICUには行かずにそのまま一般病棟に戻れます。
手術から1日か2日は、声を出す事は禁止されます。
なので、この手術を受ける人がいたら、
ホワイトボードなどの筆談グッツは必須です♡
手術の感想は、、
喉がとにかく痛い!!手術中は麻酔がかかっているので意識もありませんが、
病棟に戻って麻酔が切れてくると、喉が焼けるように痛くなってきました。
でも、安心して下さい。ナースコールを押して、看護師さんに、
「喉が焼けるように痛いので、痛み止めが欲しいです。」
って書いたホワイトボードを見せれば、解決です。
薬はちゃんと効いてくれました。
術後は2日目くらいに退院出来たと思います。
退院時の声は、喉が腫れていて、まだ少し出しづらい。でも、か細い声から、ちょっと太め声になったのは分かりました。女の子は声変わりは無いはずなのに、私は、生まれた時の声から、2回も変化を遂げて、なんだか不思議だな。と思ったのを覚えています。
手術の成果と、術後のリハビリについて、また次回書いていきます。
つづく。