Sweet-pea’s diaryー大人になった先天性心疾患のブログー

大人になった先天性心疾患を持つ私が、あの頃(16~20歳頃)見つけたかったブログを書いています。どなたかの参考になりますように。PC版カテゴリのはじめにからご覧ください♬

行き詰った時は・・・

2020.6.28 (日)

 

最近、子育てに行き詰まった・・。

6月に入り、コロナの自粛明けでいつもの賑わいが戻った保育園。それは、環境の影響をもろに受ける息子にとっては、ストレスが増えているのだと思う。驚くほど落ち着いて過ごせた5月とはうって変わって、些細な事ですぐキレちゃうし。私の事をぶったり蹴ったりも増えたし。機嫌が良くても、長時間テンションが上がりすぎて(本人は楽しく遊んでいるつもり)、こちらがヘトヘトになってしまったり。

この1ヶ月はそんな感じだ。

 

行き詰まったと感じたのは・・・ 

私が息子の前で自分の怒りの感情のコントロールがうまく出来なくなったから。

必要以上にイライラしたり、それを言葉で息子に伝えてしまったり。

伝え方も、感情に任せて言葉を発して・・、いや、息子目線で見たら、暴言かもしれない。

「なんで分からないの?」

「なんでママの言うこと聞けないの?」

そんな言葉を沢山言ってしまった、心に余裕が持てない6月だった。

 

反省。

 

息子の特性でもあるのに。もっと良いところ拾ってあげれば良いのに。

 『大丈夫だよ。そのうちいつか出来るようになるよ。

出来なくても、誰かに手伝って貰えるから、それはそれで良いんだよ。

あなたの未来は大丈夫。』

と、いつも笑って隣にいて応援してあげようって思ってたのに。

 

どうにかしなきゃな・・・。

 

ということで、子育てに行き詰まった私は、本屋さんへ行きました。何かに行き詰まった時、八方塞がりに感じてしまった時、わたしは本屋さんに行く習慣があります。

 

この本を買おう。と決めて行くのではなく、本屋さんをウロウロと歩くのです。そうすると、あっこれ読んでみたい。って本が、パッと目に入ってくる事があります。不思議だけど、タイミング良く、偶然目の前に現れたその本に救われたり、八方塞がりの状態から抜け出せるきっかけになったりします。

 

そんな経験が、わたしには何度かあります。

読書は、視野を広げてくれるのでしょう。

そして、静かに本を読むという行為は、

ギュウギュウになってしまっている心の中に、

少しの隙間を作ってくれるのでしょう。

それが、心の余裕になるのでしょう。

 

悩んでる時って、余裕がないし、

無意識のうちに視野が狭くなっていたりするものですもんね。

私の場合は・・・。

 

そんな私が今回本屋さんで出会った本はこちらです。⇩

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落語家、柳家花緑さんの

『僕が手に入れた発達障害という止まり木』

 

大人になってから、識字障害(ディスレクシア)という学習障害と、注意欠如・多動性障害(ADHD)がある事を知った、落語家さんが書いた本です。ご自身の幼少期の話や、落語家さんになるまでなってからのエピソード。花緑さんと精神科医である岩波先生との対談。お母様との対談。自閉スペクトラムと診断された花緑さんのお弟子さん(柳家花飛さん)との対談。花緑さんと、花緑さんの奥様と、花飛さんの奥様3人での対談。などが書かれています。

 

読みやすくて面白い本なので、ご興味ある方にはお勧めします。

本の感想は、それぞれ読んだ方に感じてもらうとして、

 

花緑さんの本のおかげで、

私の心に、少しの余裕が生まれました。

7月は行き詰まりから少し踏み出せそうです。

 

(本当は、他にも支えてくれる人たちのおかげ・・。本のおかげだけじゃないですね。)

 

では、締めは、水野晴郎さんと淀川長治さん風に。

いや〜、読書って本当に良いもんですね〜。

さよなら。さよなら。さよなら。

 

おしまい。