Sweet-pea’s diaryー大人になった先天性心疾患のブログー

大人になった先天性心疾患を持つ私が、あの頃(16~20歳頃)見つけたかったブログを書いています。どなたかの参考になりますように。PC版カテゴリのはじめにからご覧ください♬

誕生日

7月に誕生日を迎え、36歳になりました。36歳になれました。と言ってもいいのでしょうか。夏休みが始まり、朝はお弁当を作り、放課後デイの預かり時間も短くなり、加えてコロナの影響で欠勤者が増えたため、先週は2日連続でお昼休憩なしの、5分のトイレ休憩1回のみで6時間働きました。仕事が終わると、息つく暇もなくダッシュで帰宅して、ギリギリ子供のお迎えに間にあい、夕飯を作って、洗濯をして。そんな日々を送っております。体力も限界を超えたらしく、朝も夜も夜中にも嘔吐してしまって、この先夏休みを乗り越えられるか、と不安がよぎります。

でも、とにかく仕事が好きなのです。この仕事を見つけられて幸せだなと思うのです。あの頃、そして今も感じている、病(心疾患)を持ちながら生活していく大変さ、難しさ、もどかしさ、悔しさ、健康な人への憧れ、そんな気持ちを大切に自分の胸に抱えて。それを穏やかに力に変えて。他の誰かの生活や人生に脇役としてそっと寄り添っていくように、1日1日仕事をしているし、これからもそうしていきたいと思っています。もっと人を治せ癒せるセラピスト(理学療法士)になれますように。

体力の無さ。体力がない中で生活や仕事をしていかなければいけないという悩みは、永遠に持ち続けるテーマだと思います。けれど、最近は以前より「もっと体力があったら、体力さえあれば。」と思わなくなりました。体力が無いのが私です。その中で生活していくのが私の人生です。体力がない代わりに、持っている自分の“何か”を大切にしていきたいと思います。

 

最後に、大動脈弓離断症、心室中隔欠損症で、生まれた子供を育てている親御さん、この病気を抱えながら大人になっている若い皆さんに、36歳になった人がいる。というささやかな事実が、何かの助けになりますように。

 

令和4年7月