Sweet-pea’s diaryー大人になった先天性心疾患のブログー

大人になった先天性心疾患を持つ私が、あの頃(16~20歳頃)見つけたかったブログを書いています。どなたかの参考になりますように。PC版カテゴリのはじめにからご覧ください♬

待てば海路の日和あり

入院中のことを、少しずつ書いていこうと思っていました。でも、こういうのは、少し時間がたってから、頭の中、心の中で整理がついてきて、置きどころがついて来て。語れるようになるのかもしれません。文章にするって、結構難しいですね。入院中に、感じた事、それを思い出しながら、今も色々な事を考えたりしますが。心の中の色々は、書けるようになった時に書こうと思います。

 

とは言いつつ、心配して下さっている方もいるので、あった『出来事』だけ振り返ります。ある日突然血尿が出ました。近所のクリニックで診察してもらいましたが、10日経っても改善せず。蛋白尿も3桁と高い数値でした。大学病院を紹介されました。心臓でお世話になっている大学病院の外来に行き、1日かけて色々な検査をしました。(それは、息子の入学式当日でした。入学式は夫が出席しました。)その帰りの電車で、倒れそうになりました。途中動けなくなり、救急車も頭をよぎりました。しかし、明日から環境がガラッと変わる、息子の元に帰らなければ。頭の中は、「明日の朝お弁当を作らないと。入学式で貰って来たであろう、提出書類を書いたり、教科書に記名をしたり、明日の持ち物をランドセルにつめないと。明日の朝の集団登校に付き添ってやらないと。」そんな事ばかり考えていました。母親の意地でした。動ける様になるまで数時間、休み、休み、家に辿り着けたのは23時頃でした。その2日後、力尽き、入院しました。色々な検査をしました。腎生検をしました。検査後出血が止まらなくなり、大きな血腫が出来ました。強い痛みがあったり、高熱が続いたり、それが引き金で、喘息がさらに悪化してしまったり。色々ありましたが、1ヶ月かからず、退院しました。検査の結果は、ご心配なく。考えられる中で1番良い結果でした。血尿はかなり軽減はしているものの、まだ続いています。今は、喘息の治療に専念しつつ、生活の中で、体力とか、リズムとか、心の平穏とか、息子との時間とか。そんな物を少しずつ取り戻している最中です。

 

早く理学療法士の仕事に復帰したいです。でも、焦りは禁物。

海が荒れていても、じっと待っていれば、出航にふさわしい日が必ず訪れる。

『待てば、海路の日和あり』。

 

退院したら、急にひらがなが書けるようになっていた息子が、今日突然書いてくれた、私への初めての手紙です。「ままからいつも、大好きって言ってくれて、ありがとう」これは、、、嬉しい。

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おしまい。