Sweet-pea’s diaryー大人になった先天性心疾患のブログー

大人になった先天性心疾患を持つ私が、あの頃(16~20歳頃)見つけたかったブログを書いています。どなたかの参考になりますように。PC版カテゴリのはじめにからご覧ください♬

予定外の夏休み

7月29日金曜日、この日は訪問が1件キャンセルになって、2週間ぶりにお昼休みが取れました。ご飯を食べて、たまっていた書類を書いていると、携帯に放課後デイからの着信。日中に電話が来るのはだいたい良くない知らせです。

「もしもし。〇〇くんのお母様ですか?〇〇くんが38℃の熱を出しちゃって、迎えにきて欲しいのですが・・・」

『分かりました。午後の仕事の申し送りをしたら、すぐに向かいます。』

と、ここから、予想通り“コロナ”陽性となり、私の予定外の夏休みが始まりました。息子は金曜日に発症、私は日曜日に発症。お父さんは最後までコロナから逃げきれました。すごい。息子は2日間38℃台の熱が出て、その後咳と鼻水が出始めて、でも本人はずっと部屋の中を走り回れる程元気で、症状はきっちり10日目に治りました。私は、喉の違和感から始まって、翌日に38℃台の発熱、強い倦怠感、強い喉の痛み、強い頭痛、吐き気、が出て動けず、「オミクロンをなめてました。ごめんなさい。」と心の中でつぶやきました。けれど、動けない程辛い症状は2日間くらいで、その後は日に日に症状が無くなっていきました。最後まで残ったのは、咳と鼻水でしたが、それも9日目くらいに無くなりました。仕事に戻る前に咳が無くなって良かったです。一応、心臓や肺の基礎疾患は重症化リスクが高いとのお医者さんの判断で、重症化を予防するコロナの飲み薬(ラゲブリオ)を貰えたのも良かったのかもしれません。

と、いうことで、患者さん・利用者さんをはじめ、フォローしてくれた職場のセラピスト仲間、1日3度の食事を用意してくれた夫、薬を出してくれて毎日体調確認の電話をくれた主治医の先生、自宅隔離の間にLINEに付き合ってくれた友人方、色々な方に、ご心配ご迷惑をおかけし、優しさや気遣いの心を頂きました。復帰したら、お休みした分の元気を還元して、色んな人を元気にしますので、ひとつよろしくお願いいたします。

休みの後半は、症状も軽くなり、時間を持て余してきたので、様々な文化的な活動を楽しみました。まずは、マンガの一気読み。浅野いにおの『おやすみプンプン』を再読しました。おやすみプンプンを10回以上読んだという、プンプン博士からのアドイバスで、今度は、主人公ではなく、翠(みどり)さんという元ナースの女の人に感情移入をして、読んでみました。また、違った面白さを発見できました。

マンガに飽きたら、今度は映画です。まずは、大好きな『ララランド』を見直します。ララランドはミュージカル映画で、監督は大のミュージカル映画好きなので、様々なミュージカル映画をオマージュしています。立川志らくさんが、自分が好きな映画ベスト3に入れていました。ちなみに、ベスト3に入っていたもう一つの映画は「奇人たちの晩餐会」。フランスのコメディ映画で、これもとても面白いです。もう1つは忘れちゃいました。

ということで、今度はミュージカルをテーマに映画を探してみました。次に観たのが『雨に唄えば』。コミカルなタップダンスが気持ちを明るくします。特に、雨の中で傘を使って踊って歌う、あの有名なシーンは、何度も見返しました。雨が降っている朝は決まって憂鬱な気分になりますが、これからはあのシーンをYouTubeで見返して、明るい気分で家を出たいと思います。

次に観たのが、『シュルブールの雨傘』。フランスのミュージカル映画で、セリフが全部歌になっている所が見所で、フランスらしい鮮やかな色彩の建物や、傘や、洋服に、目が奪われます。物語としては、切なめで悲しめです。「彼のために死んでもいいと思ったのに、なぜ(私は)死んでいないのかしら」というセリフが印象的でした。

ここで、ミュージカル映画はお腹いっぱいになったので、今度は“雨”繋がりで、新海誠の『言の葉の庭』というアニメーションをみました。雨の日だけ会える男女の物語で、雨の映像と雨の音が美しく、梅雨の時期に見返したい映画だなと思いました。

さぁ、ここでマンガに戻ります。今度は、新しく買った『女の園の星』という本を読みました。ある女子校の生徒たちと、担任の星先生の、シュールでゆるーい日常系のマンガです。ゆるゆるとした気分で読めると思います。今は2巻まで出ていて、12月に3巻が発売されるそうです。

といった感じで、今日までが自宅隔離期間。明日は祝日で仕事もないので、ドライブにでも連れて行ってもらって、久しぶりに外の空気を目一杯吸いたいと思います!そして明後日からの活力に・・・。