Sweet-pea’s diaryー大人になった先天性心疾患のブログー

大人になった先天性心疾患を持つ私が、あの頃(16~20歳頃)見つけたかったブログを書いています。どなたかの参考になりますように。PC版カテゴリのはじめにからご覧ください♬

ワクチン・デデデデ・コナン

金曜日、通院を終えたその足で、コロナワクチンの接種へ向かいました。1回目、2回目はファイザーで副反応も軽症。今回はモデルナだから、どうだろう。集団接種会場には大勢のスタッフがいて、それはそれは皆さん親切でした。お医者さんの問診では、私が書いた問診表と、お薬手帳を見るなり、「今まで、色んな病気を経験されてきたんですね。大変でしたね。今日はよくぞ来てくれました。」なんて言われました。先天性心疾患の方は、このような声かけは慣れっこでしょう。年に1回職場で行われる健康診断の度に、お医者さんから「大変でしたね。」とか、「頑張って来たんですね。」とか、そんな言葉を大体言われます。こちらも、慣れっこなので、「いえいえ」なんて返事をして笑ってごまかします。なにもしていないのに毎年褒められるなんてなんだか得した気分です。ある年の健康診断の時、たまたま、小児の心疾患に詳しい先生に当たった事がありました。その先生は私の病名を見るなり、「すごい。大動脈弓離断でこんなに大人になった方初めて見ました。理学療法士なんですね。それもまた感動しちゃいます。これからも、頑張って下さいね。」と言いました。その時は、ちょっと照れくさくて、でも、なんだか嬉しくて、少し誇らしくもあり、「はい。ありがとうございます。」と答えた気がします。接種当日は、接種部の軽い痛みのみ。料理も家事も普段通りにできました。

 

翌日の土曜日、接種部位の痛みは強くなり、左肩は上まで挙がらなくなりました。発熱はなし。でも、朝から体がとてもだるかったです。「ベッドで休んでいていいよ。」と言ってくれた夫の言葉に甘え、お昼過ぎまで寝室でゆっくりとします。その日予定していた、息子の小児科(喘息)受診と歯医者の受診は、張り切って夫が行ってくれました。普段はすぐに遊びに行ってしまいますが、こういう時は文句も言わずに家事も育児も丁寧に手伝ってくれるから、やっぱり優しいんだなと思います。夕方からはいつも通り出かけていってしまいましたが。体のだるさは徐々におさまり、でも無理をしないようにしようと思って、「ドラえもん」の漫画を読んだりしてゆっくりと過ごしました。息子は、今まで漫画に興味を示しませんでしたが、この日初めて自分で本棚から漫画を手に取り、私の横でペラペラとページをめくりはじめました。どの漫画を選んだのかな?と思いそっと覗き込むと、まさかの「デデデデ」。「(SF作品なら)こっちの方が“ふりがな”もあって読みやすいよ。」とドラえもんを差し出しますが、すでに夢中になって読んでいて、声は届きません。デデデデは文字数も多いし漢字も多いので、内容をどこまで理解しているのか分かりませんが、きっと絵から感じとっているのでしょう。10分くらい夢中で読んでいました。息子の漫画デビュー、「デデデデ」。大物になるかも。話を戻して、接種部の強い痛みは夕方以降も続いていて、夕飯を作ろうと思いましたが、フライパンが持てず、冷凍にあったパスタを食卓にのせました。

 

翌々日の日曜日、体のだるさはすっかり抜け元通りに回復しました。接種部の痛みは継続。でも、ピークは過ぎたので、料理や家事は出来ました。全体を通して発熱はなかったし、どうやらワクチンの副反応は軽い方だったようです。良かった!

さてさて、ずっと読んでいた「デデデデ」も連載が終わってしまったし、夢中になれるものがあった方が毎日が楽しいから、次なるマイブームを作ろうと思って、新たなアニメに手をつけました。「名探偵コナン」です。コナンは、二十歳過ぎまで読んでいて、引越しの時に処分してしまいましたが、今はどんな展開をむかえているのかはさっぱりです。漫画の方は100巻まで出ているそうですね。流石に、1巻から100巻まで集めるのは大変だし、アニメを1話から見ていくのも大変なので、『劇場版』に的を絞ります。偶然ですが、もうすぐ新しい劇場版コナンが公開されるらしいですね。その新作映画を見るために、予習しておいた方がいい過去の映画をネットで調べて、4作品を土・日で観ました。さらに、漫画で出ている「警察学校編」を読んでおくと、最新映画がより楽しめるそうです。息子は、まだ2時間テレビを見続ける集中力はなく、「また、コナン見るの〜!?」とコナン三昧する母に飽き飽きのようでした。コナンのおすすめの作品がある方は、ぜひ教えて下さい ♪

 

3日後の月曜日、接種部の痛みも無くなりました。

 

おしまい。