Sweet-pea’s diaryー大人になった先天性心疾患のブログー

大人になった先天性心疾患を持つ私が、あの頃(16~20歳頃)見つけたかったブログを書いています。どなたかの参考になりますように。PC版カテゴリのはじめにからご覧ください♬

さくら

スターバックスで桜のシフォンケーキを食べながら、久しぶりのブログを書きます。横須賀三浦では河津桜が花びらを開き、春がもうすぐやってきます。そんな心地良い春の訪れを感じながら、最近はゆったりと時を過ごしています。ブログに残したい事柄(テーマ)はいくつかあれど、心を休めてゆっくりと過ごしたい、そんな気分でした。なので、マイペースに書いていきたいと思います。乱文ご容赦ください。

2022年3月6日(日)

昨日、携帯電話会社を乗り換えるために楽天モバイルのカウンターへ行った。予約はしていたがお店は大盛況で、大人2人分の契約、電話の開通をするまでに2時間ほどかかった。その間、私たちはカウンターに向かい椅子に座っていた。息子は、メモ用紙にボールペンでお絵描きをしたり、時々私に話しかけてきたり、「少し歩いて来ていい?」と聞いてから離席をして店内をぐるっと1、2周して戻って来たり、騒いだり暴れる事なく椅子に座って2時間を過ごしてくれた。全ての手続きが終わると、対応してくれたお店のスタッフが、「長い間待たせてごめんね。お利口さんに待ってたね。」とブラックサンダーのチョコレートをくれた。息子は照れくさそうに、はにかんでいた。

息子は小学生になってから、この1年で急激に成長したと思う。保育園の時は衝動性やあふれる感情が抑えられずに、クラスにも馴染めず、問題行動と周りから思われてしまう事だらけで、今思い返すと、それはそれは大変な日々だった。2時間も大人しく座って待っていてくれる息子なんて、想像も出来なかったと思う。「発達障害は治らないけど、発達します。」と書いてある本を読んだことがあるけれど、それを今実感している。

他の子供とは少し異なるが、息子のペースで発達している事。母親もそんな息子と向き合う事で経験値をため少しずつ成長している事。小学校の支援級や放課後デイサービスという場所は、普通(マジョリティ)である事を強いられないし、自分の個性や成長を尊重してくれる。そんな安心出来る居場所を息子が見つけられた事。そこで沢山のお友達が出来た事。自分のことを見守ってくれる家族以外の大好きな大人が増えた事。母にとって、子育てが孤独なものでは無くなり、息子の事を一緒に考え一緒に育ててくれる人が見つかった事。

様々な変化があった1年であったし、息子と私を取り巻く色々な環境が整って来た1年でもあった。支援者が増える事って大事だなと思う。一生懸命子供を育てる事も大事だけれど、子供と自分を助けてくれる存在を一生懸命探す事も大事かもしれない。

と、息子の成長を振り返っていたら、夫から着信が来た。歯医者に行き抜歯をした息子が血を見て大パニックを起こして暴れているらしい。電話越しに泣き叫ぶ息子の声が聞こえる。大変な子育ては、まだまだこれからも続くみたいだ。周りに助けてもらいながら、頑張っていこう。

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