Sweet-pea’s diaryー大人になった先天性心疾患のブログー

大人になった先天性心疾患を持つ私が、あの頃(16~20歳頃)見つけたかったブログを書いています。どなたかの参考になりますように。PC版カテゴリのはじめにからご覧ください♬

2021年10月10日〜退院したらやりたかった事〜

入院中は、有り余る時間があったので、読書や、映画・アニメ鑑賞にはもってこいの時間でした。しかし、残念ながら、そのほとんどの時間、痛みや高熱や貧血による動悸などの邪魔が入り、入院生活を満喫することは叶いませんでした。本当に調子が悪い時って、本も読みたくないし、映画も見れないんですね。経験するまで、気づかなかったです。テレビカードは購入しましたが、テレビもそれほど見る気にならなくて、唯一見ていたのは、日曜日の朝の情報番組“サンデージャポン”でした。コロナ禍で面会も出来ないので、この番組から世の中のニュースや流行の情報を仕入れていました。「今週も日曜日まできたか。」と1週間のリズムを感じる機会でもありました。

 

唯一、苦なく聞けたのはラジオでした。情報が耳だけに集中するから、聞き易かったのでしょう。痛みを紛らわせる為に聞いたりもしていました。ある検査を行った後、私は出血が止まらなくなってしまい、その時に強い痛みを経験しました。検査終了後は、しばらくは仰向けのまま動けないので、退屈を紛らわそうとラジオを聞いていました。徐々に増していく痛み。さらにラジオを聞いて少しでも気を紛らわせます。途中で我慢出来ず看護師さんから痛み止め薬をもらいました。(どうか、痛みよ治ってくれ。)と、願いましたが、痛みはどんどん増してきて、ある時にMAX到達しました。お産と並ぶかそれ以上の痛みでした、痛みで叫びそうになるし、いや、少し叫び声が口から漏れたかもしれません。痛みを堪える為に、ベッド柵も気づいたら力一杯握っていました。そんな私の病室には、看護師さんが行ったり来たりとバタバタとしていました。しばらくして先生が来て、痛みで気を失いそうな私の、気を失わせてくれました。強い鎮静剤で眠らせてくれました。ちなみに、この時、私が聞いていたラジオは、ある方からオススメされた高田文夫の「ラジオビバリー昼ズ」でした。有吉さんが結婚した事についての話題で盛り上がる回でした。痛みに対する処置が始まってからは、イヤホンは外しましたが、高田文夫を聞いていたと言う事を、可愛い看護師さんに知られないか、少しヒヤヒヤしたのを覚えています(笑)まぁ、知らないか。20代の看護師さん。高田文夫。私も、元ラジオ少年だった夫がいなかったら知らなかったですし。と、言う事で、この入院の一番の山場を高田文夫と迎えていたわけであります。なんだか面白いですね。

 

そんな入院生活を終えて、私は、退院しました。ここで、入院中に考えていた、退院したらやりたい事ベスト3を発表します。

①息子のことを抱きしめたい

②夫の隣で眠りたい

③自分が落ち着けるいつもの場所に行きたい

(④美味しいお酒を飲みたい)

 

①②は、退院したその日に叶いました。コロナ禍の入院でしたので、面会が出来ず、久しぶりの再会でした。体調が少し落ち着いた数週間後に③の場所にも行けました。④に関して。お酒は、喘息が悪化してきた入院前から控えていて、2月頃からずっと飲んでいませんでした。退院してからもしばらく、喘息や副鼻腔炎がひどく、飲めなかったので、「7月の誕生日までには飲めるといいな。」と目標を定めていました。が、7月になっても体調が安定せず。なかなか叶えることが出来ませんでした。

 

そして、体調が落ち着いてきた10月。そろそろ飲めるかなと思い、

10月10日の結婚記念日、お酒を解禁しました!

ワインと日本酒。夫が買ってきてくれました。毎年結婚記念日は子供を預け、夫婦2人で美味しい料理を食べに行っていましたが、今年はコロナ禍ということもあり、外出はせず、子どもと夫と家族3人でお家で料理を食べ、まったりと過ごしました。そして、子供が寝た後に、お酒を空け、夫婦の時間を楽しみました。久しぶりのお酒は、美味しかったです♡ 

 

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来年の10月10日はどんな日になるでしょうか。

全く予測がつかないですね!

 

おしまい