Sweet-pea’s diaryー大人になった先天性心疾患のブログー

大人になった先天性心疾患を持つ私が、あの頃(16~20歳頃)見つけたかったブログを書いています。どなたかの参考になりますように。PC版カテゴリのはじめにからご覧ください♬

学校説明会/私のお守り

昨日は、午前に息子の児童精神科。午後から、小学校の集団説明会がありました。午前中知らない番号か着信があって、携帯に出ると、

「◯◯小学校校長です。」

と校長先生からのお電話でした。入学する前から何かやらかしたか!?とドキッとします。内容は、説明会の後、「支援級の担任から少しお話しさせて頂いてもよろしいでしょうか?」という、親切な事前告知で、「私もそう思っていた所でしたので、ありがたいです。」と答えました。

 

説明会は15時から。すごくソワソワドキドキします。落ち着きません。息子のことについて、まだ書面上の事しか知らない先生。1から少しずつ時間をかけて息子の事を知ってもらえればいいと思っているけれど、上手く私から説明できるかな?先生はどんな方なんだろう?息子との相性はどうかな?私との相性はどうかな?発達障害に詳しいのかな?信頼関係を築いていけるかな?と色々な考えをめぐらせます。また、支援級のママは、普通級のママの輪に入りにくいとか、孤立しやすいなんて聞いたことがあるけど大丈夫だろうか。説明会は、基本的には普通級の児童を基準にした内容だろうから、話を聞いていて落ち込んだりしないだろうか・・・。

 

考えれば考える程不安はつのるばかり。

妄想も拡がるばかり。

これから、深く関わるであろう人との初対面は緊張します。

 

でも、きっと、向こうを同じ気持ちかも。どんな親が来るか分かったもんじゃないですものね(笑)お互い、試行錯誤しながら信頼関係を築いていけたらと思います。

 

〜後日談〜

実際に参加しての感想を簡単に♫

◯ 支援級の先生は、ベテランそうな、優しそうな先生で好印象。話し易そうなお人柄の先生で、ホッと一安心。

◯ 息子の特性や、最近の様子。入学後の学習支援の方針や、支援級の教室の見学など。後日、改めての場を設けてもらう事になり、そこで校長先生と相談する事になりました。

◯ 説明会の内容を聞いていて、落ち込んだりしないだろか?

⇨ 一部凹みました(笑)。なんというか、1行1行グサグサ胸に突き刺さるというのか・・・。入学するまでに、ご家庭で出来る様に練習して欲しいことリストが配られます。(挨拶ができる。マスクのつけ外しが自分でできる。常時マスクを着用する事が出来る。人の話を静かに聞ける。苦手なものでも多少我慢して食べることができる。などなど・・・。)1項目ずつ読まれるたびに、グサグサ刺される気分です笑。でも、息子は息子。周りと比べちゃったら、出来ないことが目立ちますが、この1年で出来る様になったことも沢山あります。ちゃんと成長、発達しています。「1年生になるまでに出来なきゃいけない。」「4月までに出来なきゃいけない。」なんて大人が決めた期限は気にせずに、息子のペースで出来る様になる事を、私は隣で見守って応援していこうと思います。

人生100年。先はまだまだ長い!何のために100歳生きるのか、100歳まであると思えば、焦らなくたっていいじゃないか。』

という思いです。(以前そんなアドバイスを頂いて救われた事があります。)

それにしても、悩みに悩んだけど、支援級にして良かった。支援級にしたのだから、『普通』と比較せず、息子の中の成長を支援してもらおう。

◯ 支援級のママは孤立しやすい?

⇨ 確かに・・。今日は孤立しました笑。話す内容が合わないし、知らないうちに、普通級ママはグループが出来上がっているし。公園デビューするお母さんの気持ちです。説明会後、他のお母さんたちは、廊下で輪になって、LINEを交換し合ったり仲良くなっていましたが、私はその時間、1人教室に居残って、支援級の説明を受けていました。私が終わる頃には、皆さん地区ごとに決められた、集団下校のグループ同士で、親睦を深めながら帰宅したそうです。療育センターで知り合った先輩ママが、『普通級の洗礼』と言っていたのはこの孤立感の事だったのでしょうか笑。

 

何はともあれ、「新しい学校の説明会」「新しい事のスタート」をきれ、

なんとか、ここまで来れた事は、嬉しいです。

 

☆☆☆

 

私には、大切にしているネックレスが3つあります。ここぞという大切な時につけます。『心臓』を守ってくれる気がして、「お守り」みたいな、そんな感覚でつけています。学校説明会にも、身につけていきました。

 

1つ目は、16歳、父からもらったガーネットのネックレス。

同じネックレスの中でも、1つ1つ宝石の色が若干違ったそうで、父がショーケースを前に一生懸命、一番綺麗な石を選んでくれたそうです。母曰く、父は少しキザの所があって、結婚記念日には結婚〇周年の本数分のバラを買って来たり、母の誕生日には、“ジョージジャンセン”というブランドの、その年を記念して毎年発売されるイヤーペンダントをプレゼントしていたそうです。そして2002年、高校の入学式。父から娘へ。初めて貰った大人らしいプレゼントは、毎年母にあげていたジョージジャンセンの、2002年イヤーペンダントでした。きっと、これを選ぶ父も特別な思いだったのかもしれません。ずっと大切にしています。クラシックなデザインなので、大人になった今でも使えています。ちなみに、昨日の学校説明会にも、このネックレスをお守りとして、つけていきました♡

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2つ目は、22歳、彼からからもらった、りんごのネックレス。

理学療法士国家試験の前日、「これまで一生懸命頑張ってきた◯っちゃんは、絶対合格するよ!試験頑張ってね。」という内容の1枚の手紙をもらいました。感動の手紙のはずなのですが、便箋から出て来たのは、水色の紙に、黄色の蛍光ペンで文字が書かれていて、めっちゃ読みにくかったです。『目がチカチカする笑!』と笑って、試験前の緊張がとけました。その手紙と一緒に無造作に便箋に入っていたのが、このネックレス。多分安物。雑貨屋さんとかで買ったノーブランド。でも、その気取りのなさが、とても嬉しくて、女性へのプレゼントを自分で選ぶのが得意でない彼が、女の子の雑貨屋さんで選んでくれた姿を想像してとても嬉しかったです。プレゼントは値段じゃないなぁと思ったものです。想いですね。今でも大切にしています。光にかざすと、綺麗。

 

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3つ目。34歳、夫からもらったネックレス。

副題:ティファニーでおまんじゅうを (cf. ティファニーで朝食を)。

先日の出来事です。仕事終わりに飲んでベロベロに酔っ払って帰ってきた夫。そのあまりにもひどい有様に、久しぶりに劇高しました。本当にひどい姿だったから・・。お酒が好きな夫。密でないひっそりとした飲み屋さんのカウンターの端っこで、1人さっと黙食してくるならば、ストレス発散として容認できますが、久しぶりに会えた友達と2人で長時間飲んでいたというから尚更です。私も休職して、色々な想いが溜まっていたのでしょう。怒りを発散する丁度良い機会だと、無意識に溜まっていたストレスを全て、夫に照準を向けて、発射したのかもしれません。激おこでした笑。夫が寝た後に、怒るにしてもやりすぎたなと反省して、明日謝ろうと決めました。明朝、二日酔いに苦しむ夫に『昨日は怒りすぎてごめんね。』と謝ります。「え!?なんだっけ・・?何にも覚えていなくて・・・笑」。

『・・・・。』

会社へ行く夫を無言で見送りました笑。日中も、「昨日はごめんね。」とLINEが入っていましたが、「はい。」とそっけない返信をしました。夜、夫が帰宅。「昨日はごめんね!」と、差し出す紙袋。私は一気に笑顔になり、その紙袋を受け取りました。

 

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って、まんじゅう笑!!!

 

いや、和菓子も好きな年齢になって来たし、おまんじゅうもとっても美味しいけれど。『こういう時の女子へのプレゼントは、ケーキとかマカロンとかでしょ笑。』と、ツッコミを入れながら、一緒に食べようと日本茶を入れました。お茶を湯呑みに注ぎ、お饅頭を食べようとしたところで、

「はいっ。」

と、夫は小さな箱を差し出しました。

 

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『あっ・・・。これは・・・・。えーー!!(びっくり)!!』

「これをつけたら、外に出たくなるかもしれないし、胸元(手術の傷)も隠れるから、好きな服着れるんじゃない。元気になってね。」と夫。

嬉しかった。

人生で初めて、この『水色の小箱』のアクセサリーを貰いました。

鬱も一気に治りそうな勢いです笑。

プレゼントは値段じゃないですね。と先ほど言ったばかりですが、やはり女子はブランドに弱いのか・・。単純でお恥ずかしい笑。まぁ、気持ちがのっかていたからこそ、、ですが。

 

ということ、で、ティファニーをつけながら、おまんじゅうを頂きました。

ティファニーとおまんじゅうです。

 

以上、〈学校説明会と私のお守り〉のお話でした。

読んで下さった方、ありがとうございました。

 

おしまい。