Sweet-pea’s diaryー大人になった先天性心疾患のブログー

大人になった先天性心疾患を持つ私が、あの頃(16~20歳頃)見つけたかったブログを書いています。どなたかの参考になりますように。PC版カテゴリのはじめにからご覧ください♬

お互い様

 

「今日〇〇歳の誕生日なんです。」

「それとね、介護認定の結果が出て、要介護3から2になったんです!」

 

『おめでとうございます!!嬉しいですね。介護度も軽くなったなんて、すごいです。』

 

本日リハビリをしたお家での、本人、娘さんと、私との会話です。今日という日に、四捨五入して100歳を迎える年齢になって、なおかつ介護度が軽くなって(身体の状態が良くなって)、それを、とても嬉しそうに報告してくれました。私も一緒になって喜びました。

 

実は、先週末に親しくしていた親戚の訃報が入ったり、夫も今仕事が大変で余裕がなかったりで、私もあまり元気がない今週でした。今日の、この利用者さんとご家族の満面の笑顔は、それを吹き飛ばすかのごとく、私を幸せな気持ちにしてくれました。「先生のおかげ。」と言われたけれど、『こちらこそ、〇〇さんのおかげ。今日も明日も頑張れます。』と返しました。本心です。

 

この仕事は、“お互い様” だなと、つくづく思います。

相手をケアしながら、きっと同時に自分の色々な思いもケアしていて。

人の為にしていることが、自分の為でもあって。

 

治療者と患者(利用者)という立場や役割はあるけれど、人と人との付き合いだから、お互いになんらかの影響を及ぼし合うのかなと思います。

そんな事を感じた1日でした。

 

〜おまけ〜

私は、患者さんや利用者さんから、色々な呼ばれ方をします。

先生

〇〇さん (苗字)

◯っちゃん(名前でちゃん付け)

花沢さん (全然違う苗字。間違えて覚えている。)

あなた様

どんな呼び方をしてくれても良いけれど、私は高齢者の方を診る事が多いので、やっぱり、“先生”は恐縮しちゃいます。だって、先に生まれていないし。こちらの方が先生と呼びたいくらい、相手の方が人生の先輩ですしね。でも、そう呼んでくださる方もいるので、期待を裏切らないようにしなければいけません。ちなみに、「おまえ!」って呼んでくる家族の方もいました。活字だけみると乱暴ですが、ちゃきちゃきの江戸っ子気質のお父さんで、「おまえ!ちょっとコレ飲んでけ!」とか、とても愛情のある優しい「おまえ」でした。

 

おしまい。