Sweet-pea’s diaryー大人になった先天性心疾患のブログー

大人になった先天性心疾患を持つ私が、あの頃(16~20歳頃)見つけたかったブログを書いています。どなたかの参考になりますように。PC版カテゴリのはじめにからご覧ください♬

息子のリハビリから学ぶ

2020.7.1(水)  強風と雨

 

今日の午前中は療育センターで息子のリハビリでした。

担当は作業療法士さん。40分のリハビリを月1回。

 

最初の15分ほどは作業療法

 

机の上で、カマキリの絵の型を使ってクレヨンで絵を描いたり、スプーンやお箸でキラキラ綺麗なビーズをすくう遊びをしたり。手の巧緻性に対する練習。(巧緻性とは、手や指先を器用に上手に使う力の事です。)

 

後半は、運動療法

 

 トランポリンで飛び跳ねながらポーズをとったり、天井からぶら下がった輪っかに捕まってターザンみたいに遊んだり、四方に車輪が付いている一枚の板の上に座ってバランスをとりながら、滑り台のような傾斜を勢いよく滑り下りたり。一見、ただ自由にそれぞれの遊びをしているように見えますが、

「姿勢を支える身体の軸を保つ筋肉をつけて、運動の協調性の発達を促す」

という一貫した目的があったのだと思います。多分・・・。

(協調性とは、手と目、手と手、手と足などの個別の動きを同時に行える能力の事です。)

 

子供のリハビリ

 

 子供のリハビリテーション(ハビリテーションとも言う)は、基本遊びや楽しい事を通して行います。大人のリハビリみたいに、「お尻の筋肉をつけるためにこの運動を10回行って下さい。」なんて言っても、「よし!頑張ろう。」ってなるお子さんはいないですもんね。遊びやゲームを通して、目的の動きを引き出し、発達を促すのが子供のリハビリの考え方の1つだと思います。

(子供のリハビリの経験には乏しいので、偉そうな事を書いて間違っていたら嫌だから、考え方の1つ・・と濁してみました笑。もちろん、肺痰とか、ストレッチなどのリハビリもあります。)

 

息子は、この40分とにかく楽しそうでした。満面の笑みでリハビリをしていました。トランポリンとか、滑り台とか、楽しそうな道具がたくさんあって、大人がマンツーマンで次から次へと楽しい遊びをしてくれる。息子にとってこんな夢みたいな時間はありません♡

 

『楽しいリハビリ』の大切さ。

 

 その様子を見ていて、これは、大人のリハビリでも学ぶべき所だな。と感じました。痛い、辛いリハビリなんて余程のモチベーションがなければ続きません。時に、リハビリがストレスになる事だってあります。そもそも、なりたくて病気になった訳ではありません。出来ることなら、ほっといて欲しい人もいるかもしれません。

 

だったら、 

リハビリの質は維持しながら、

真剣さも保ちつつ、

退屈なプログラムなんて必要最低限にして、

リハビリプログラムに楽しさ、ユーモアを加える事。

(個々のパーソナリティーに合わせた楽しさ・ユーモアを。)

 

『楽しいと思ってもらえるリハビリ』をする事。

子供のような満面の笑顔を引き出す事は難しいかもしれないけど、

そんな、リハビリが出来たらいいな。と思いました。

 

明日から、ちょっと意識してみよう・・・。

 

おしまい。