Sweet-pea’s diaryー大人になった先天性心疾患のブログー

大人になった先天性心疾患を持つ私が、あの頃(16~20歳頃)見つけたかったブログを書いています。どなたかの参考になりますように。PC版カテゴリのはじめにからご覧ください♬

1人で入れた!~発達障害と歯科治療②~

こんばんは。

今日は、17時まで仕事をして、18時から子供の歯医者でした。

駅までバイクで帰って、駅の駐輪場でバイクとママチャリを交換。

(朝はパパが保育園に送ってくれるので、ママチャリは駅に置いてあるのです。)

保育園までダッシュして、歯医者さんへ5分前の滑り込みセーフ!

 

ちなみに、明日の予定。

朝一で駅までバイクをとりに行って1件目のお宅へ直行。

3件のリハビリをしたら、そのまま駅へ。

駅でまたまた、バイクとママチャリを交換して、保育園へ。

14時から隣駅の区役所で行われる子供の健診に滑り込む予定!

健診が終わったら、私の母に子供を預けて、

駅でママチャリとバイクを交換して、職場へリターン。

その日のカルテの提出と、たまっている書類業務・・。

 

子供だったら、ご褒美シールを貼ってもらいたいくらい、

頑張ってます♡ 

 

そんな毎日ですが、

忙しさを一瞬忘させてくれるような、

嬉しかった事が2つありました♬

 

まず、1つ目。

今日の夕方、最後のお宅でのリハビリを終えて外に出た時に、

正面に広がっていた景色。

 

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 (写真じゃ伝わりづらいですが・・)

夕焼けを背景に富士山がくっきりと。

『今日もお疲れ様』

と言ってくれているような景色に、

急いでるのも忘れて、数秒間うっとりとしてしまいました。

富士山を見るとなんだか幸せな気持ちになりませんか?

 

そしてそのご利益?なのか、嬉しい事2つ目。

それは、今日の息子の歯医者での出来事。

 

(初診からの2か月の様子は前回のブログを参照。)

フッ素がぬれた!~発達障害を持つ子供と歯科治療~

 

 なんと今日は、

息子1人で、診察室に入れたのです!!

 

前回のブログを読んで下さった方なら、この感動を分かって下さるでしょうか。

 

ここに来ての急成長。

私は、20分の間、診察室に耳を傾けながら、

待合室でゆっくりと座って待っている事が出来ました。

早番で帰る歯科衛生士さんも、

待合室で1人座る私を見て、、

「すご~~い!」とニッコリ。

「こんな日が来るなんて思いませんでした」と私。

「初診時の暴れっぷりすごかったもんね(笑)」と衛生士さん。

 

これも、先生の一言のおかげです。

 

「〇〇君どーぞ!」

と歯科衛生士さんに呼ばれ、

1人で診察室へ走っていく息子を見た先生が、

後を追いかけようとする私を遮って、

「なんか楽しそうに走っていったから、今日は1人にしてみようよ。」

「少しずつお母さんから離すことも大事でしょ。」

と声をかけてくれました。

 

"きっとすぐ、ママーって待合室に戻ってきちゃうだろう"

という私の予想は見事にはずれ、時間にして20分、

歯科衛生士さんと2人で診察室に居る事が出来ました。

 

そして、ちゃんとお口を開けて、

丸い形のブラシが付いた機械でお口の掃除が出来たとの事。

機械をお口の中に入れられたのも今日が初めてでした。

 

成長ずくしの1日でした。

 

きっと、嫌がる息子を押さえつけて治療なんかさせずに、

2か月かけて、忍耐強く、息子との関係を築いて、

今日の日を待ってくれた、

スタッフの皆さんのおかげですね。

 

それにしても、先生何者なんだろう・・・(笑)

 

歯医者さんなのに。

子供の心や発達の専門家みたい。

歯科衛生士さんたちも、関わり方がすごく上手。

 

息子は、この歯医者さんに通いながら、

虫歯を治す以上に、多くの事を学んでいっている気がします。

この経験が、きっと他の場面でも活かされる時がくるんだろうな。

 

発達障害という特徴をもった子供を育てる事は、

時にとても大変だけど、

良くも悪くもどこに行っても目立つ息子は、

 

保育園の先生、療育センターの先生、お蕎麦屋さんのおばちゃん、

保育園のお友達、歯医者さんの皆さん、

 

こうして、沢山の人に見守られて、

親以外の沢山の人達に、その他の子以上に気にかけてもらって、

成長を見守ってもらって育つなんて、

ちょっと幸せな子供だな。

 

と思いました。 

 

おしまい。