Sweet-pea’s diaryー大人になった先天性心疾患のブログー

大人になった先天性心疾患を持つ私が、あの頃(16~20歳頃)見つけたかったブログを書いています。どなたかの参考になりますように。PC版カテゴリのはじめにからご覧ください♬

私と精神科④

こんにちは。

続きを書いていきますね。

 

前回は、今通院している精神科のクリニックを初めて訪れた時のお話をしました。

書くのも大変でしたが、今読んでみると長くて読むのも大変ですね。

読んでくれた方、ありがとう!

 

あの日、クリニックを受診して、現在まで大体10年くらいが経ちました。

通院はずっと続けていた訳ではないのですが、

診察の際に先生とお話する内容はだいぶ変わってきたと思います。

 

最初の頃に診察室で話していた内容は、現在の仕事のストレスの事や、仕事と体力 についてでした。体力が追い付かなくなると、メンタルももっていかれてしまう。というような事を話した気がします。初診時に、先天性心疾患の持病がある事や、家族の事もざっくりとは話したと思います。でも、診察の時間が無限にある訳ではないから、なんというか、自己紹介程度の内容であったと思います。

 

皆さんもご経験があるかもしれませんが、昔の事とか病気のエピソードって、初対面に近い人にはどこまで話していいものなのか、難しいですよね。軽く話した方がいいのか、真剣に話した方がいいのか、全く話さない方がいいのか。どんな反応が返ってくるのか。やはり、ある程度の信頼関係が出来るまでは、なかなか話そうという気にならないのかもしれません。

 

復職するまでには、1年くらいかかりました。

ありあまる時間の中で、色々な事を考えます。たぶん自分の生い立ちとか、病気の事とか、家の事とか・・・。沢山の事が頭に浮かんできました。でも、どれも断片的な思い出で、"なんだか嫌な感覚"とか、抽象的な表現しか出来なかったと思います。過去の出来事の何に傷ついていたのか、過去の出来事が今現在の自分の心の中に、どんな風にしまわれているのか。今の自分にどんな影響を及ぼしているのか。自分でもあまり分かっていませんでした。なんというか、自分の中に、 "得体のしれない何か嫌な感じ" という感覚をずっと持っていたのだと思います。

 

だから、診察の際に、今みたいに昔のエピソードを、じっくりとお話することはあまりなくて。月に2回くらいの通院で、その時の調子だったり、心境の変化だったり、良くなったとか、良くならないとか、今現在の出来事や、自分の体調についてのお話をしていたと思います。その時は、今に精一杯だったから、それで良かったのだと思います。

 

その通院があるおかげで、トンネルの出口が見えないような心境でも、なんとか、次の診察まで耐え忍ぶ事が出来て。次の診察まで、次の診察まで・・・。

を続けていくうちに、休息の効果と、お薬の効果と、たぶん人が本来もっている良くなろうとする力が働いて、時間の経過とともに、少しずつ、健康な状態に戻っていったのだと思います。何か特別な事をしなきゃと焦らなくても、時が過ぎる中で、少しずつ何かが変わっていくのかもしれません。でも、そんな時間を1人っきりで耐えていては、苦しくて死にたくなっちゃうかもしれないから、誰かに一緒に寄り添ってもらう事が大切なのかなと思います。

まずは、家での普通の生活が出来るようになって、楽しい外出が出来るようになって、そうすると、自然にまた働きたいなぁという意欲もわき、先生と相談しながら、1年かけて、仕事復帰までこぎつけました。

 

休職中の色々な出来事は省略してしまいましたが・・。

また少しずつ書いていきますね。

ちなみに、以前書いた、親離れ子離れの記事は、

この休職中の出来事です。

過保護と必要保護⑪〜成人編〜

過保護と必要保護⑫〜成人編その2〜

過保護と必要保護⑬~成人編その3~

過保護と必要保護⑭〜成人編その4〜

(通常は、鬱状態などの時に大きな決断は先送りした方がいいし、転職や引越しをおススメしている訳ではありませんのであしからず。)

 

もう少し、続きます。