こんにちは。
今日は『心の分数』について書いていきます。
自分の人生の中で起きた、何か苦しい事や悔しい事、悲しい事。
それが人生の出来事の何パーセントにあたるかで、とらえ方が変わってきます。
例えば、"●●/○○" という風に分数にして考えた時に、
分子(●●)⇨いままでの辛かった出来事
分母 (○○) ⇨人生におこったすべての出来事
とすると、
10 /10 という風に、
分子と分母が同じ数字の場合は、
その人の人生全て苦しかった。
という事になるので、相当つらいですよね・・・。
逆に、分子が同じ数字でも、分母の数字増えれば増えるほど、
その人の人生の捉え方は、少し優しいものになるかもしれません。
文章で説明すると、難しいですが、ちゃんと伝わっていますか?
少し違う表現をしてみます。
小さなコップに、赤い絵の具を1滴たらしたら、
コップの中の水は真っ赤になってしまいます。
では、広い海に赤い絵の具を1滴たらしたら、、、
水の色は一瞬赤みを帯びますが、すぐに透明に戻るでしょう。
さっきの表現とつなげると、
赤い絵の具=分子=いままでの辛かった出来事
水の量=分母=人生で起こったすべての出来事
こんな感じでしょうか。
もちろん、この考え方が全てではなくて、どんなに幸せな事が多くても、たった1つの傷つけられた出来事で、感情をもってかれてしまう事は、あると思います。
でも、この考え方の素敵で優しいところは、
辛かった出来事そのものや、その時の感情を、
捨てなくても、無くさなくてもいい。
という所です。
前々回のブログでの私は、あの頃蓋をしていた辛かった気持ち、傷ついた気持ちを、まるであの頃の自分に戻ってしまったかの様に感じていました。
過去の事と向きうなかで、今の私は弱さも強さも受け入れ始めて、
過去の色々な出来事が、今の私につながっていると感じる事ができて、
少しずつ、心は癒えてきているのかなと感じていました。
実際にそういう所はあると思います。
でも、いくら今の自分が癒えていっても、
何かで、心の状態が弱くなる日に、
急に、あの頃の幼い自分がそのまま出てくる。
これは、どうすればいいんだろう。
どうやって、過去の辛かった出来事を解決?してあげればいいんだろう。
過去の出来事は一生自分にしか背負えないもので、
それを解決してあげるのは、今の自分しかいなくて、
がんばらないと。。
と、数日間、もんもんと、考えていました。
私の頭の中は、"赤い絵の具=分子の部分=辛かった過去の出来事"
でいっぱいでした。分子の部分しか見てないから、心の水は真っ赤です(笑)
映画を観たり、漫画を読んだり、勉強をしたり、美味しいもの食べたり、
そういう自分の好きな事は遠ざけていたし、そちらの方向に意識がいかなかったし、
ただひたすらに、『過去の辛い出来事に傷ついているあの頃の私』
について考えていました。
でも、土曜日に、この、『心の分数』の話を聞いて、
既に起こってしまった過去の出来事、分子の部分を、
変える事ができなくても、
これからの人生で、分母の部分を、増やしていくことは出来る。
という考え方を知りました。
優しい考え方だなぁ。
と思いました。
過去の出来事の捉え方は、変える事ができると思うし、
そういう意味で、カコは変えられる。と私は思います。
でも、起こってしまった事実や、その瞬間に私が感じた感情は不変的だから、
そこに気づいてしまうと、道が塞がれてしまった気持ちになっていました。
そんな時は、一旦苦しかった事(分子の部分)から視線をうつして、
分母の部分をみてあげる。
今日1日、この1年、その先ずっと、
楽しい、幸せな思い出を増やしていって、
分母の出来事が増えれば、心の中の水の量が、海のように多くなれば、
過去に起こった辛い出来事で、心が埋め尽くされてしまう事は、
少なくなるかも、しれません。
楽しい事や、やりたい事、幸せな思い出を増やしてあげる様に、
日々を生きて行けばいいんだなって、
優しい気持ちになりました。
同じように悩んでいる方。もしいれば、何かの参考になれば嬉しいです。
また、先天性心疾患の子供を育てている親御さん。
お子さんの入院、手術に付き添い見守る時に、色々な事を考えると思います。
もしかしたら、辛い思いを、痛い思いを、苦しい思いを、させてごめんね。
と思うかもしれません。
これについては、大人になった私たちは、病気に寄り添って隣にいてくれた両親に、
感謝しかないし、ごめんね。なんて思わないで!と思うけど、
実際に親の立場になったら、思ってしまう事なんだろうと思います。
そんな時にこの考え方であれば、
病気になってしまった事実は変えれなくても、
これからのお子さんの人生で、沢山楽しい事や幸せな事を積み重ねてこうと、
少し、未来が明るいものに、感じられるのではないかなと思います。
私は、病児本人で、そのご両親の気持ちは絶対に分かり得ないけど、なにか少しでも、助けになればいいなと願います。
という事で、私は少し元気を取り戻しました♡
おしまい。