Sweet-pea’s diaryー大人になった先天性心疾患のブログー

大人になった先天性心疾患を持つ私が、あの頃(16~20歳頃)見つけたかったブログを書いています。どなたかの参考になりますように。PC版カテゴリのはじめにからご覧ください♬

ほぼ日記 誕生日が来て思う事

こんにちは。

この連休はお誕生日週間を満喫したので、書いていきます。

私と夫は、誕生日が4日違い。生まれ年も一緒です。

だから、毎年お誕生日は一緒にお祝いをします。

21歳の誕生日から、一緒に祝う13回目のお誕生日だね。

 

今年の誕生日は、いつもと違う少し特別な思いがあります。

今年に入って、ブログを書いたり、カコをしっかりと振り返ってみたり。

そんな事を始めました。きっかけはささいな出来事でしたが。

 

昨年の誕生日の私と比べたら、少し前に。

幼少期・思春期・青年期時代の自分から少し卒業できたような。

まだその途中だけど。そんな気がしています。

病気と私、家族と私、他者と私。

もう少し。もう少し向き合って、

カコを今につなげられたらなと思います。

カコの捉え方は変えられるから。

 

ネバー、ネバー、ネバー、ギブアップ。

って言葉知っていますか?

(英語が苦手なのでカタカナで失礼します笑)

イギリスの元首相であり、ノーベル文学賞を受賞した作家でもある、

ウィンストン・チャーチルさんの言葉です。

『ネバーギブアップ』

ドントじゃなくネバー。

ネバーギブアップもドントギブアップも、同じく "あきらめないで"

という意味です。でも、時間的な概念が少し違います。

 

ドントは、(今この瞬間の出来事を)あきらめないで。

ネバーは、(今までも,これからも)あきらめないで。

ドントは今一瞬の事を、ネバーはもっと広く長い時間軸の事を表すそうです。

 

今まで、手術をしたり、声が出なくなったり、家族と離れて住んだり、

家庭だったり、学校だったり、社会だったり、圧倒的に力を持っている人だったり・・。

 

その瞬間をあきらめなければいけない事は、何度もありました。

ドントギブアップ。なんて思っていたら、

身が持たなかった。辛いときはギブアップしてもいいと思います。

 

でも、これまでの人生で、出来ない事はたくさんあったけど、

かなわない夢はなかった。夢のかたちは1つじゃないから。

それは、心のどこかで、いつも、

ネバー、ネバー、ネバー、ギブアップの精神を持っていたからかなと思います。

(誕生日なので、ちょっと自分をほめてみます。)

 

その瞬間をギブアップはしてもいいけど、幸せになる事をあきらめないで、

いままでも、これからも、

ネバーギブアップの精神でいけたらいいなと思います。

 

まじめな話ですね(笑)

 

まじめついでに、もう1つだけ。

このブログを書き始めた頃に、何人かの親御さんからメールを頂きました。

私と同じ病名、またはとても近い病名を診断されたお子さんの親御さんです。

 

ブログを見つけた時に涙がでました。あなたが、32歳で結婚して子供を産んで、今生きているという事が、子供の未来の光です。

 

というような内容でした。

 

これには、私のほうが涙が出ました。これまでの人生を肯定してもらったような。

頑張って生きてきて良かったなと思わせてくれるような。

そんな気持ちになりました。

 

今年で33歳。私はまだ、私より年上の同じ病名の方にあった事がありません。

19歳の時に、自分の病気について成人先天性心疾患の質問箱に投げかけたとき、寿命は明らかになっていないと言われました。私の最初の主治医も、この病気の未来はこの子が教えてくれる。と言っていました。

 

だから、私は、これから誕生日が来るたびに、

とても嬉しい気持ちになると思います。

誕生日くらいは、よく頑張っているねと自分をほめてあげようと思います。

そして、ここまで生かしてくれた周りの人に感謝しようと思います。

この先、何があるか分からないし、もし何処かで心不全が悪化しても、今出来ている事が出来なくなっても、生きていることに意味があるのだと、このブログを読んでいる親御さんから教えて頂きました。

そのことを、誕生日が来るたびに思い出そうと思います。

そして、〇〇歳になりましたよーー!!と皆さんに報告したいと思います。

 

おしまい。

 

誕生日週間を満喫した話は、また次回書きますね♡