Sweet-pea’s diaryー大人になった先天性心疾患のブログー

大人になった先天性心疾患を持つ私が、あの頃(16~20歳頃)見つけたかったブログを書いています。どなたかの参考になりますように。PC版カテゴリのはじめにからご覧ください♬

過保護と必要保護④~小学生編その2~

今回は、途中でテーマから話がそれたり、その4まで来てしまい、なかなか結論まで辿りつかず、ぐだぐだしてしまっています。このテーマを書き始めた時に、

 

・過保護と必要保護の線引き

・親主体の保護から、自分主体となっていく過程

・病気に対する甘えなのか、自身の身体に必要な休息や対応なのかの線引き

 

この3点について書きたいと思いました。

でも、これって明確な定義や答えはないし、私の中でも今でさえ悩んでいる事で、

皆さんに、この答えはこうですよ。とキレイに簡潔にまとめる事が出来ませんでした。

なので、私のこれまでを振り返る事で、今、答えを探しています。

それは、正解ではなくて、現時点での私の答え。になるのかな。

なので、考えていく過程をブログに載せているようなもので、付き合わせてしまってる皆さん、申し訳ないです。読むのが面倒くさくなったら、いつか出来るであろう、『過保護と必要保護〜まとめ〜』 という記事だけ読んで下さい。そこまで辿りつけるように頑張ります笑。

 

さて、話しを前回の続きに戻します。

 

小学生

 

○ 子供会のキャンプ

  地域の子供文化センターが夏休みに主催するキャンプ。私はこれに、小4から小6まで、毎年参加していました。小4の時、学校で配布される子供文化センターからのお知らせに、キャンプの事が載っていて、自分から行きたい!と思い、母に相談しました。キャンプは2泊3日で、子供達とセンターの職員、お手伝いのボランティアの大人。のみで行きます。自分の身体より大きなリュックを背負って、電車と徒歩で、東京都あきる野市にあるキャンプ場に行きます。キャンプでは、川遊びや、火おこしから始める食事作り、キャンプファイヤーなどをして仲間と過ごします。

 

とにかく楽かったし、沢山の成長があったし、この時、私の気持ち尊重して参加させれくれて、本当に良かったと思います。思い返してみて大変だった事は、行き帰りに重い荷物を背負って歩く事、食事の買い出しにキャンプ場から近くのスーパーまで歩くのですが、これが子供にはすごく遠くて、皆についていくのに必死だった事。やはり体力面の事だったかな。でもこの頃は、皆も大変なんだと思っていたし、このちょっと大変なのがキャンプというものだと思っていた気がします。そして、こういう経験を通して、自分の限界とか、自分の体力、というもの学んいったのだと思います。

 

当時、母は、2つ返事でキャンプへの参加を承諾してくれました。その後、キャンプの両親向けの説明会で、センターの職員に直接私の身体の事を説明していました。この時、通称のっぽさん。と呼ばれていた、職員の中心的な方は、病気やハンデに対してとても理解がある方で、医師の許可があるならばと、快く受け入れてくださり、母に気をつける事など細かく質問していたのを覚えています。

 

 私があの時の母の立場だったら、快く息子を送り出せるだろうか・・・。

ムリかもしれない笑。

 

川で溺れるかもしれないし、途中で具合悪くなるかもしれない。

困った時に母である私がすぐに助けてあげられないし。

反対する理由はいくらでも見つかります。

 

あれっ、私って過保護!?

 

病気がなくても、親と離れて、他人と3日間過ごす。そこに子供送り出すのは少し勇気がいることかもしれません。

(でも3日間子育て休めると思うと、ちょっと行って欲しいです笑)

 

この時母は、

私がこのキャンプに参加するリスクを考え、

許容範囲であると判断し、

他者の支援を信じて、

私の自立信の芽生えみたいな力を信じて、

笑顔で送り出してくれたのだと思います。

 

必要保護のその手をそっとほどいて、背中を押してくれたのかな・・・。

 

 

つづく