今日は、タイトル通り。この身体に生まれてよかった事。
を書いていきます。
私は、ブログを始めたばかりで、病気になって思った事、感じた事、なった人にしか分からない事を色々書いていきたいと思っています。中には、苦労した事や、辛かった事、自分の病気に悩んだ思春期の頃の事など、決して明るくない話題も多いと思います。
しかし、まず最初に、
この身体に生まれて良かった事を書いておきます!
でないと、今悩んでいる子供達。あの頃の自分。このブログを読んで下さっている、お母さん、お父さん。に、余計な不安を与えてしまうかもしれません。将来、わが子は病気の事でこんなに悩むのか。とか、再手術ってこんなに大変なんだ。とか・・・
確かに苦労も多いです。しかし、その1つ1つから沢山の事を学びます。病気という経験は、決してかわいそうな出来事ではなく、他の人が経験できない、貴重な経験だと思います。
そんな事を最初に伝えたくて、、この記事を書きます。
この身体に生まれて良かった事。
〇ささいな当たり前の事に幸せを感じられるようになった
この瞬間は今でもはっきりと覚えています。前回少し書いた、13歳の時の入院で、2か月間のベッド上での生活、そのほとんどを集中治療室で過ごし、2週間は飲食禁止、その後もドロドロのミキサー食から少しずつ。という生活を終え迎えてた退院日。病院の正面玄関を出た瞬間の事。
生暖かい風が頬にあたる感触、
日差しがまぶしいという感覚、
木々や葉が風にゆらされている カサカサ という音。
五感で感じる全ての感覚が、今まで生きていて感じたものとは一変し、一言では表現しきれませんが、、幸せだな。ありがたいな。生きてるな。気持ちいいな。心地よいな。と・・・。
当たり前の世界に感動を覚えました。
食事も、ドロドロのミキサー食(スムージーの様な形態で、一般にはとても食欲をそそるような食事ではないと思います)でさえ、2週間の絶食を終えた私には、涙が出るほど美味しかった。
今でも、美味しくて感動する閾値が人よりも低いらしく、
美味しい!今までで一番おいしいかも!!
などとすぐに大げさなリアクションをするので、味覚音痴なんじゃないのかと、言われたこともあります笑。でも、幸せな事です。
〇 割と早い段階から、将来の夢が決まっていた。
幼稚園生までは、ケーキ屋さんとか、お花屋さんとか、周りの子と同じ様な夢を言っていました。小学生にあがる頃には、いつから決めたのかは分かりませんが、当たり前のように 、将来は看護師さんになるんだと決めていました。高校生になり、その夢を具体的に考えた時、リハビリ職である理学療法士に路線変更をしました。理由はありますが、究極、看護師さんでも、理学療法士でも、どちらでも良かったのかもしれません。自分の経験が役にたつならば。なので、将来何になりたいか分からない。という悩みは、私の場合はありませんでした。幸せな事です。
②に続きます。。。